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公開:2023.4.21 公開:2023.4.21

第二種電気工事士は独学でも合格できる?メリットや勉強法など独学の方法を徹底解説!

第二種電気工事士は独学でも合格できる?メリットや勉強法など独学の方法を徹底解説! NEW

一般家庭や小規模事業所などでの電気関係の工事の際に必ず必要なるのが「第二種電気工事士」の資格です。
電気関係の会社に就職を目指す人は、必須とも言われている資格のため昔から人気の高い国家資格となっています。

国家資格と聞くと、難しそう、学校に通って勉強しなければならないのではないかと難易度や学習プランに対して不安を抱く受験者も多いのが現状です。
結論から申し上げると、「第二種電気工事士」の資格は独学でも十分に合格の可能性がある試験となっています。

本記事では、資格についての基礎的な情報や難易度、独学での勉強方法などについて解説をします。
これから第二種電気工事士試験の受験を予定されている方は、ぜひ最後まで御覧ください。

第二種電気工事士は独学で合格できる?

電気工事などを行う際に必要となるのが、国家資格である「電気工事士資格」です。この資格を取得するためには、筆記試験と技能試験で構成される「電気工事士試験」と呼ばれるものに合格をする必要があります。

電気工事士の資格は取得をすると就職や転職にはもちろん、収入アップなど様々なメリットがあることから人気の国家資格の一つとなっています。

また受験資格については、学歴、年齢、性別など問わず誰でも受験可能なため学生さんから社会人の方まで幅広い人が毎年試験に挑戦をしています。試験を受けるまでに、講座の受講なども不要のため独学でも取得可能な資格となっています。

第二種電気工事士の概要

次に、第二種電気工事士の資格に関する概要や関連資格について解説をします。
電気工事に関する資格は第二種電気工事士以外にも複数あり、業務ができる範囲が異なります。
自分がこれから受験をする資格が、業務に必要な要件を満たしているのか今一度ここで確認をしておきましょう。

電気工事を行う際に必要な国家資格

第二種電気工事士の資格は、一般家庭や小規模事業所の600V以下の電気工事を行う際に必ず取得が義務付けられている「業務独占資格」に該当する国家資格となっています。
そのため電気工事会社などに就職をし、作業を行う方は必ずこの資格を保有しておく必要があります。

また600Vを超える電気設備を持つ大型の工場や事業所での作業を行う必要がある場合は、上級資格の第一種電気工事士の資格を取得する必要があります。

第一種試験は、第二種試験の内容を把握していることを前提に行われる試験のため、はじめに二種を取得しその後に一種の試験を受験するのもおすすめの方法です。

電気工事士の種類と関連資格

第二種電気工事士の資格を含む、電気工事に関する関連資格をご紹介します。
各資格の特徴を把握し、必要であればその他の資格取得にもチャレンジしてみてください。

電気工事に関する関連資格一覧

電気工事士 電気工事士は第1種と第2種の2つの資格が用意されています。

・第1種:発電所を除く、ほぼすべての電気設備に関する工事が可能
・第2種:600V以下の一般家庭や小規模事業所の電気設備に関する工事のみ実施可能

電気主任技術者 ビルや工場、発電所などの電気設備の保安監督業務を主として行う。
保守管理を行う設備の電圧の違いにより、第一種・第二種・第三種の3種類に資格が分類されています。
電気工事施工管理技士 建物の建設や改築の際に必要となる、電気工事における施行計画、工事の安全・品質管理、工事の際の監督業務を行う。
監督ができる工事の規模により、1級・2級の2つに資格が分類されています。

 

第二種電気工事士の合格率

次に、受験生のみなさんが一番気になる合格率について解説します。

下記の表は、平成30年から令和4年までの5年間の各試験の受験者と合格者を表したものです。
学科試験においての合格率は例年50%台〜60%台で推移し、技能試験においての合格率は例年60%台〜70%台で推移していることがわかります。

数値から見ても分かる通り、第二種電気工事士の試験はしっかりと勉強をして対策をすれば十分に合格をすることのできる試験であることがわかります。

尚、令和2年度の学科試験については新型コロナウイルスの蔓延にともない中止となっています。

第二種電気工事士試験 筆記試験の合格率

試験日 受験者 合格者 合格率
平成30年度 上期 74,091 42,824 57.8%
下期 49,188 25,497 51.8%
令和元年度 上期 75,066 53,026 70.6%
下期 47,200 27,599 58.5%
令和2年度 上期 新型コロナウイルスの影響により試験中止
下期 104,883 65,114 62.1%
令和3年度 上期 86,418 52,176 60.4%
下期 70,135 40,464 57.7%
令和4年度 上期 78,634 45,734 58.2%
下期 66,454 35,445 53.3%

第二種電気工事士試験 技術試験の合格率

試験日 受験者 合格者 合格率
平成30年度 上期 55,612 38,586 69.4%
下期 39,786 25,791 64.8%
令和元年度 上期 58,699 39,585 67.4%
下期 41,680 25,935 62.2%
令和2年度 上期 6,884 4,666 67.8%
下期 66,113 48,202 72.9%
令和3年度 上期 64,443 47,841 74.2%
下期 51,833 36,843 71.1%
令和4年度 上期 53,558 39,771 74.3%
下期 44,101 31,117 70.6%

引用:試験実施状況の推移(第二種電気工事士試験) | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

独学で第二種電気工事士に合格するための勉強方法

次は、第二種電気工事士に合格するための勉強方法について解説します。
資格を取得しなければならないけれど、どのように勉強したらよいかわからない、勉強時間はどのくらい必要なのかなど資格取得の道筋についても解説します。

必要な勉強時間を把握して勉強プランを立てる

試験は上期と下期の年2回実施されているため、まずは自分がいつの試験を受けるか決め、そこに向かって勉強プランを立てることが重要です。

第二種電気工事士の合格に必要とされる勉強時間は基礎知識の有る・無しによっても左右されますが、筆記試験合格に向けて必要な勉強時間は50〜100時間程度と言われています。
そのため遅くても3ヶ月前からは勉強をスタートするのがおすすめです。

実技試験に関しては、筆記試験終了後の1〜2ヶ月後に開催されますが、筆記試験合格後からの勉強でも十分に学習可能な内容となっています。

過去問から問題の傾向を読み取る

第二種電気工事士試験は過去問から類似の問題や同じ問題が度々出題されています。そのため、過去問の解答や傾向を暗記しておくことで、合格に近づくことができます。

早めの段階で基礎的な知識を習得し、その後は過去問や練習問題を活用しより実践に近い問題で練習を積むことががおすすめです。
慣れてきたら回答時間を本番と同様に設定するなどして、より本番に近い環境で演習を繰り返してみてください。

講習に参加する

第二種電気工事士は受験者も多く人気の資格であることから、全国各地で様々な団体が試験合格にむけた講習会を開催しています。

講習会では、筆記・実技ともに知識を持った講師から知識を学ぶだけでなく、独学ではわからなかった不明点についても確認をすることができます。

参加する際の注意点としては、実技試験に関してはどの講習会も人気が高く試験直前になると予約が取れないといったことが多発しています。そのため、受講を希望するかたは早めの予約がおすすめです。

第二種電気工事士を独学で勉強するメリットとは?

次に、第二種電気工事士を独学で勉強するメリットについて解説します。
独学で勉強をすれば、時間や費用の面でスクール形式などと比べ大きく有利となる面がたくさんあります。

自分のペースで学習できる

独学での勉強であれば、自分のペースで学習をすすめることができるのはメリットの一つと言うことができます。
スクール形式の学習であれば、決まったカリキュラムに沿って授業が進んでいくため、自分が理解している分野・そうでない分野に関わらず出席をして授業を受けなければなりません。
独学であればわからない分野に集中して時間を使うことができるため、無駄な勉強に時間を取られることなく効率的に学習可能です。

費用を抑えられる

独学で勉強をすすめるのであれば、費用面に関しても大幅に節約をすることができます。

学校などで勉強をする場合、数万円から数十万円の支払いが必要となります。
例えば、株式会社日本建設情報センターが行っている、【学科・技能】Web講座+工具・部材フルセットのコースであれば57,500円です。

一方で独学であれば書店にある参考書や問題集を利用して勉強を行いますので、数千円程度の出費で抑えることが可能です。

仕事や家事と両立できる

学校や決められた場所に通わなければいけない学習スタイルの場合、学習する時間については予め決められている事が多いです。
そのため仕事や家事などその日の状況によって、自由に使える時間が変わる人はスケジュール調整に非常に手間がかかります。また講義に参加ができない場合、支払った学習費用が無駄になってしまうケースも発生します。

一方で独学であれば、スキマ時間や夜遅くなど場所や時間に縛られることなく学習をすることができます。自宅から学校までの移動も不要なため、その時間を勉強に回すといったことも可能です。

第二種電気工事士を独学で勉強するデメリットとは?

反対に、独学で勉強することのデメリットについても合わせて解説します。メリット・デメリットの両方を知ることで勉強開始後の後悔や後戻りを少なくすることが可能です。
デメリットについてもこの章でしっかりと把握しておきましょう。

技能試験対策でつまずきやすい

第二種電気工事士の実技試験では、平面図から情報を読み取り実際に工具を使って必要な作業を行います。
試験の内容に関しては、毎年候補となる問題が開示されるため独学でも学習は可能ですが、筆記試験とは異なる課題が独学には残ります。
それは、実際に作業したものが正しいのか、適切な工具を使って作業できたかなどの情報を紙面からは読み取ることが非常に難しい点です。
誤った手順を独学で身に着けないためにも、経験のある同僚や友人・知人、Youtubeなどの動画教材も活用して勉強をすすめるのがおすすめです。

試験の情報収集や勉強法のサポートを受けられない

デメリットの2つ目は、最新の情報や勉強方法に関してサポートを受けることができない点です。
スクールなどで学習をする場合、法改正による試験内容の変更や例年の傾向から出題される可能性が高い問題を事前に勉強できるなどのサポートを受けることができます。
独学で勉強をすすめる場合、こういった情報は自分自身でキャッチアップしていく必要があるため、参考書だけではなく法改正などのニュースにも敏感に気を配っていく必要があります。

第二種電気工事士を独学で目指す際の注意点

最後に、第二種電気工事士を独学で目指す際の注意点について解説します。
勉強を始める前に注意点を理解し、必要であればスクール形式の学習方法に切り替えるのも試験合格の近道となる場合があります。
独学にこだわるのではなく自分のスタイルに合った勉強方法を選ぶことも重要です。

技能試験の独学はハードルが高い

筆記試験を突破した受験者に待ち構えているのが最後の関門である技能試験です。

技能試験では、配電図を読み取り、適切な工具を使い適切な方法で配線作業を行います。
合格の基準は、図面通りに作業ができているか、配線に傷はないかなど細かな部分までチェックが行われます。

筆記試験のように◯✕で判断できるものではなく、有識者からの指導や判断をもって初めて正否が分かる内容となりますので、独学で学習をするのは非常にハードルの高い内容となっています。

参考書や講習などにコストがかかる

スクール形式よりはコストを抑えられると先程ご紹介をしましたが、最低限の出費は必要となります。
特に注意の必要な点としては、参考書を選ぶ際に自分にあったものが見つけられず何冊も購入をしてしまうケースです。このような場合、思っていたよりコストがかかってしまい結果的にスクールに通ったほうが良かったという後悔に繋がります。

また多くの人が受ける実技試験の講習ですが、こちらは有料となっており主催団体により金額が異なります。1万円から2万円程度を目安としておくのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。第二種電気工事士試験の独学での勉強方法や注意点について解説をいたしました。

合格率などから見ても分かる通り、国家試験の中でも比較的合格率が高く、勉強次第では十分に独学でも合格の可能性のある試験ということがわかりました。

これから第二種電気工事士の資格取得を独学で目指す方は、本記事を参考に学習プランを計画してみてください。

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