HOME 資格に関する記事一覧 キャリアコンサルタントの資格は無駄?取得するメリットや流れを解説
公開:2024.5.7 公開:2024.5.7

キャリアコンサルタントの資格は無駄?取得するメリットや流れを解説

NEW

インターネットでさまざまな情報を得ることができる現代「キャリアコンサルタント資格の取得は無駄」という記述も多く見られます。
「本当に役に立たないの?」 「なんで無駄なの?」と疑問に持っている方々に、キャリアコンサルタントがどういう仕事なのか、役に立たないと言われる理由、資格取得のメリットなどお伝えしていきます。

キャリアコンサルタントとは?

キャリアコンサルタントとは、職業の選択や職業生活設計、職業能力の開発・向上に関する相談に応じて、助言や指導を行う専門家のことです。平成28年4月より国家資格になり、登録制の名称独占資格とされていて、守秘義務や信用失墜行為の禁止義務が課されています。

キャリアコンサルタントの資格は無駄?

キャリアコンサルタント資格は、よく「無駄だ」と言われています。それは国家資格であるにも関わらず独占業務のない技能試験だと評価されているからです。つまり“キャリアコンサルタントを置かなければならない”と指定されている業種があるわけではなく、キャリアコンサルタントであると名乗ることができるだけにすぎません。そのため、「資格を取っても就職に有利になるわけではない」と考えられてしまうのです。
本当にキャリアコンサルタント資格は無駄なのでしょうか?

キャリアコンサルタントの資格を取得するメリット

実際には、キャリアコンサルタント資格は無駄ではありません。どんな資格であっても、資格取得だけでなく経験や自己研鑽が必要なものです。キャリアコンサルタント資格も同様に、必ず活かされる道があります。
ここからは、資格を取得することのメリットを解説していきましょう。

就職・転職に有利

キャリアコンサルタント資格があれば、就職・転職に有利になります。必須と定められているわけではない資格であっても“キャリアコンサルタント募集”という求人も多くあるからです。
キャリアコンサルタントの有資格者を募集する求人以外でも、キャリアコンサルティングの業務であれば勉強して資格を取得していることは評価されるでしょう。どの職種でもそうですが、同じような条件で比べられたときに有資格者が有利なのは間違いありません。

自分自身の成長につながる

キャリアコンサルタントの資格を取得することは、自分自身のスキルアップにつながります。資格を取得するために頑張って勉強したことは自身の経験として活かすことができるため、自信にもつながるでしょう。たとえその資格を使うことがなかったとしても、資格を取得するために勉強した経験は自分自身を成長させてくれます。
何もしなければ、何も得られません。どんな資格でも努力して取得すれば自信へとつながり、積み上げた経験が後の仕事へ活かせるでしょう。

資格の更新が必要な場合があり、知識をアップデートできる

キャリアコンサルタント資格登録を継続するためには、5年ごとに更新する必要があります。これは、キャリアコンサルタントが試験合格時に確認した知識・技能を継続的な学習でブラッシュアップしていることを制度として確保し、キャリアコンサルタントの資質を保証するための制度です。
実際に更新するためには、一定時間の更新講習を一定期間内に受講しなければなりません。資格更新の都度講習を受ける必要があるため、必然的に知識がアップデートされていきます。

キャリアコンサルタントと名乗って活動できる

キャリアコンサルタントを名乗れるのは、国家資格を取得した人だけです。資格を持っていない人がキャリアコンサルタントを名乗った場合、30万円以下の罰金に処せられます。キャリアコンサルタントに紛らわしい名称、例えば「キャリア・コンサルタント」「キャリアコンサル」「キャリアコンサルタント専門士」「職業キャリアコンサルタント」などを名乗った場合も同様に罰せられます。堂々と“キャリアコンサルタント”を名乗れるのは、国家試験に合格した人のみです。

キャリアコンサルタントの資格取得後までの流れ

それでは、実際にキャリアコンサルタント資格を取得するのには、なにをどうすれば良いのでしょうか?
ここからは、キャリアコンサルタント資格の取り方を、受験資格や勉強方法、試験合格後の流れを含めて簡潔に解説していきます。

受験資格を確認する

キャリアコンサルタント試験の受験資格は、以下のいずれかの要件を満たした方です。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した

講習については「キャリアコンサルタント講習検索サイト」で調べられます。
経験については個別に判断され、事前の問い合わせには回答されないのでご注意ください。
参照:https://careerkousyu.mhlw.go.jp/(キャリアコンサルト講習検索サイト)

受験勉強・養成講座を受ける

キャリアコンサルタント試験では「学科・実技論述試験」と「実技面接試験」の2種類を受ける必要があります。論述試験は独学で勉強する方法もたくさんありますが、実技面接は単独で対策を立てるのは難易度が高そうです。受験資格をクリアするためにも、厚生労働省認定のキャリアコンサルタント養成講座を受講するのが良いでしょう。カリキュラムは合計150時間で、詳細は厚生労働省HPで確認できます。受講可能な場所は、「キャリアコンサルタント講習検索サイト」をご参照ください。

合格後名簿に登録する

キャリアコンサルタントは試験に合格しただけでは名乗ることができません。厚生労働大臣が指定登録機関として指定した特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会内に設置したキャリアコンサルタント登録センターで登録を行う必要があります。登録の際には、キャリアコンサルタント登録申請書とキャリアコンサルタント試験の合格証の写し等の書類の他に、登録免許税(9,000円)と登録手数料(8,000円)の納付が必要です。

5年ごとに更新する

前述したように、キャリアコンサルタント資格は5年毎の更新が必要です。更新を受けるためには、以下のA及びBの講習を受ける必要があります。
A.キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識の維持を図るための講習(知識講習)につき8時間以上
B.キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な技能の維持を図るための講習(技能講習)につき30時間以上
ただし、一定の指導を受けた方や検定試験に合格した方は免除される場合もあるようです。

キャリアコンサルタントの活躍の場

キャリアコンサルタントはどんなところで活躍できるのでしょうか?国が企業へキャリアコンサルタントを配置することを推進していることもあり、企業で活躍する方が多いようですが、他にもハローワークや人材派遣・紹介会社、学校・教育機関などで活躍しています。社員だけでなく、パートや派遣、業務委託の求人もたくさんあるので、複数の仕事を掛け持ちし、フリーランスとしても働けます。派遣やパートなどで経験を積んた後に、正社員を目指すのも良いかもしれません。

受験資格が取れるオンライン【キャリアコンサルタント養成講習】がおすすめ!

通常コースは3ヶ月ですが約 1.5 カ月の最速コースもあり、最短でキャリアコンサルタント資格を取得できるでしょう。さらに「給付金対象外特典」「ペア特典」「シニア特典」「ご紹介特典」などの特典も満載です。

まとめ

キャリアコンサルタント資格を友好的に使えるかどうかは、あなた次第です。受験資格が厳しく更新の必要もある資格を持っていることは、きっと評価に繋がるでしょう。人にアドバイスをすることに対して抵抗を感じなければ、キャリアコンサルタントを目指してみてはいかがでしょうか。

POPULAR ARTICLES
[資格の記事]

NEW ARTICLE
[新着記事]