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公開:2024.9.13 公開:2024.9.13

看護師の新しい働き方、フリーランス看護師って何?

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コロナ禍以降、リモートワークやフレックスタイム、フリーアドレス、ワーケーションなど、さまざまな働き方のスタイルで働く人が増えてきました。
そんな中で、看護師にも働き方の変化がみられるようになりました。今までは病院やクリニックなどに所属するのが一般的でしたが、フリーランスとして働くスタイルが注目されています。
看護師のフリーランスっていったい何?と思われる人もいるでしょう。今回は、フリーランス看護師の働き方やどのようなメリットがあるのかなどを紹介していきます。

フリーランス看護師って何?

まず疑問に思うのが「フリーランス看護師」って?普通の看護師と何が違うの?ということではないでしょうか。

常勤看護士とどう違う?

フリーランス看護士は、ほかの職種のフリーランスと同じく、個人で仕事を受ける看護師のことです。

看護師は、一般的に病院やクリニックに所属し、常勤看護師として、月や週単位で決められたシフトで働きます。しかし、フリーランス看護師は、所属している病院やクリニックがないため、自分の都合に合わせてスケジュールを組んでいきます。中には、複数の医療機関で業務委託を結んで、掛け持ちして働いている人もいます。

人気ドラマでも話題に

人気医療ドラマでも、フリーランス看護師が取り上げられ、話題になりました。2022年に放送された、フリーランス看護師の姿を描いたドラマ「ザ・トラベルナース」の続編が2024年10月から放送されます。看護師として働いている人も、そうでない人も、看護師の新しい働き方を想像できるドラマになっているでしょう。フリーランス看護師に興味がある人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

公式サイト:テレビ朝日「ザ・トラベルナース」

なぜフリーランス看護士が求められるの?

フリーランス看護師の需要が高まっている理由のひとつが看護師の人手不足。2025年には最大で27万人の看護師が不足すると予測されています。しかし実は、看護師として働く人は年々増えています。それなら不足しないんじゃないかと思ってしまいますよね。

人手不足の原因は、ライフスタイルの変化で退職・転職が多いのが理由のひとつです。結婚や出産で、夜勤ができない、家族のイベントで休みたいなど、シフト勤務だと難しく、続けたくても仕方なく退職・転職してしまいます。そして、その穴を埋めるために、他の人に仕事が割り振られ、一人が担当する仕事量が増える。激務になると働くのも辛く、さらに辞める人が増えてしまう悪循環にもなっているようです。

もう一つが訪問看護を希望する人が増えたことです。高齢化が進んで病院に通えない人やコロナ禍などの社会変化で、自宅で看護を受けて療養したいという人が増えてきました。

訪問介護は、夜勤がない人気の働き方で、夜勤ができずにやめてしてしまった人も、復帰しやすくなっています。複数の訪問看護センターに登録して、効率よく働く時間が調整でき、訪問看護センターにとってもメリットがあり、看護要因が増えるだけではなく、正社員ではないので、時間給や日給だけで人件費が抑えられます。

 

出典:厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001140978.pdf

出典:厚生労働省「訪問看護」より作成https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001123919.pdf

 

フリーランス看護師になるには?

フリーランス看護師として活躍するには、看護師の資格だけでいいのでしょうか。実は、ほかにも資格を持っていることで、求人数はグンとアップします。

フリーランス看護士に向いているのはこんな人

勤務場所や業務内容など頻繁に変わることがあるので、変化に臨機応変に対応できる人が向いているといえます。また、周りにいるスタッフは常に同じ人ではなく、患者様も働く場所によって変わってきます。スタッフも患者様も性格は人それぞれなので、コミュニケーションを取るのが上手い人が向いているでしょう。また、時間やお金、健康などは、自分で管理しなければいけないので、自己管理ができて日々進歩する医療現場に向上心を持って自分からすすんで勉強できる人も向いているといえます。

メリットばかりじゃない、デメリットも調べておこう

フリーランス看護師は、働き方や収入アップが期待できることなどのメリットに注目されがちですが、デメリットもあります。

最も多くメリットを感じられるのが、仕事や時間の自由がきくこと。自分の都合に合わせて働けるため、多くの人がメリットを感じている点です。しかし、雇用されていないということは、所属先の育児休暇などの制度が利用できないということでもあります。働けなくなると、収入がゼロになってしまう不安をデメリットと感じる人もいます。

次に、看護士経験によって収入アップが狙える点です。経験豊富な人材はどの業界でも求められます。ただし、病院での研修や勉強会に参加することができないので、スキルアップを目指すなら、自分で学んで知識や技術を積み重ねていきましょう。

そして、働く人が誰もが一度は持つ悩みと言えば、人間関係です。医師や上司、同僚と性格が合わない、きつく当たられるといった人間関係が原因になって、看護師を続けたくてもやめてしまう人が実際にいます。フリーランスなら単発の仕事も多いので、人間関係に悩まされることは少なくなりますが、チームとしての連携が取れず孤独を感じる人もいるようです。

フリーランスとして働くことを考えているならば、デメリットも把握し、自分に合っているかしっかり考えましょう。

どうやって仕事を探す?

フリーランス看護師として活躍している人たちは、どのように仕事を探しているのでしょう。

どのような場所で仕事をするの?

訪問看護センターに登録すると、患者様の自宅で医師のサポートや看護します。派遣会社に登録して企業に派遣される場合だと、会社の救護室や慰安旅行への同行、医療関係の講座が行われる際の講師や看護師人材紹介会社の監修依頼などがあります。学校関連になると、修学旅行への同行や保健室勤務、保健イベントの講師、健診スタッフなど。自治体でも、保健センターで健診のスタッフ、介護施設のスタッフなどで活躍できます。

持っていて損はない資格

フリーランス看護士として仕事の幅が広がる資格がいくつかあります。例えば、特定の看護分野の専門性がある認定看護師。この資格は、幅広い知識や専門性、実践力がある看護師の証明になります。同じような資格に、専門看護師という資格があります。これは、特定の分野の知識や技術があることの証明となる資格です。これらは常勤看護師でもスキルアップのために取得する人がいます。

そのほかにも、ケアマネージャーの資格なら介護現場、臨床心理士の資格なら、学校や介護などの福祉施設など、看護師以外の資格を持っていることで、求人の幅も広がります。

医療現場にとどまらない働き方

活躍の場は医療・福祉関係だけではありません。看護コラムのWebライターとして、執筆をしている人や記事の監修をするチャンスもあります。これらは在宅でも仕事ができるので、子育て中の人に人気の仕事の一つです。Webライターの資格を取って、クラウドソーシングに登録すれば、スカウト案件がもらえることもあり、収入アップが狙えます。また、スポーツトレーナーの資格を取れば、スポーツジムのインストラクターや看護要員としても仕事の幅が広がります。

色々な働き方が選べますが、仕事探しに活用されるのが看護師専門の求人サイトです。幅広い案件の中から、自分のスキルや希望に合った仕事が選べます。中には、面接や相談のサポートが充実しているところもあり、仕事を探しに迷ったら、まずは求人サイトから利用してみてはいかがでしょうか。

おすすめの求人サイト6選

①スーパーナース
https://www.supernurse.co.jp/ 30年の実績と年間20万件以上の実績がある安心のサイトです。専任コーディネーターが強みを活かせる職業探しのサポートをしてくれます。

②ナースパワー
https://www.nursepower.co.jp/ 日本で初めて民間の看護師紹介所として誕生しました。一人ひとりの希望に沿った仕事探しはもちろん、履歴書のサポートや求人内容では分からない職場情報も教えてくれます。

③ナースネット
https://mc-nurse.net/ 病院やクリニックのほか、イベント・ツアーナースなど単発の仕事も多いのが特徴。幅広い求人から希望に合った働き方が見つかります。

④看護roo!―カンゴルー転職―
https://www.kango-roo.com/career/ キャリアアドバイザーのサポートが受けられます。相談は電話や面談のほか、LINEでできるので、気になった時にすぐに相談できる安心感があります。

⑤ナース専科転職
https://www.nursejinzaibank.com/ 20万件以上の求人が集まるサイト。地域密着の担当制で、スタッフの仲には看護師の先輩もいるので、安心して転職活動を進められます。

⑥ナースではたらこ
https://iryo-de-hatarako.net/ ナースキャリアステーションが不安や悩みをサポートしてくれます。履歴書作成や面接対策もできて、仕事探しの頼もしい味方です。

まとめ

フリーランス看護師は、看護師の新しい働き方として注目されています。自由に働きたいという希望と、社会の需要の高まりで、今後さらにフリーランス看護師として活躍する人が増えてくることでしょう。

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