宅建とは「宅地建物取引士」の略称で、土地や建物の売買や賃貸借、不動産の評価や査定、不動産関連法規などの知識を有していることを証明する国家資格となっています。主に不動産業界で働く人に必要とされ、資格を有していると就職に有利になるなどの理由から人気の国家資格の一つとなっています。

試験に合格するためには、独学での勉強の他に予備校や通信講座といった様々な学習方法が宅建には用意されています。
みなさんはその中でも「スタディング」という会社が提供する講座をご存知でしょうか。通信講座の中では業界最安値と言われるだけでなく、多くの合格者を輩出している実績も兼ね備えたサービスとなっています。

本記事では、スタディングの宅建講座に焦点を当てて、実際に利用したユーザーの口コミ、講座の内容、メリットやデメリットなどを詳しく解説します。

これから宅建の資格取得に向けて、どのように勉強をしていこうか悩まれている方、おすすめの講座が無いか探している方はぜひ最後まで御覧ください。他社とのサービス比較も掲載しています。

スタディングの宅建講座の口コミ・評判

スタディングの宅建講座を実際に利用しているユーザーの生の口コミや評判を紹介します。良い口コミはもちろん、公式のホームページではわからない、ユーザーが感じているマイナス面についても紹介します。様々な側面の意見を聞くことで、自分自身が実際にサービスを利用するかどうかの判断材料に活用ください。

スタディングの宅建講座の悪い口コミ・評判

はじめに、スタディングの宅建講座の悪い口コミや評判について4つご紹介します。

スタディングのつらいところは質問できないとこなんだよなぁ。まぁ安いから仕方ないんだけどね

— rimo (@mori_ml) July 2, 2021

疑問点や不明な点が発生した場合に、講師などに直接の質問ができない点はスタディングの宅建講座への不満としてよく挙げられる声の一つとなっています。
このような点を補うため、スタディングでは「AI検索機能」を活用することができます。AI検索機能は調べたい疑問に関するワードを入力すると、関連性の高いコンテンツをサジェストする機能となっています。

宅建はとにかく、問題解くのに慣れることが大事だと思っていて。スタディングの問題集は、結構難しい問題も多いのね。だから、難易度の低い、基礎的な一問一答を別で買うといいかも。スタディングで映像授業みて、一問一答解いての繰り返し。そして、民法とか宅建業法とかごとに、映像授業見終わった

— りっちゃんのダイエット (@inuga_suko) July 12, 2022

実際にスタディングを活用しているユーザーからは問題の難易度が高いといった声も見受けられます。
難易度に関しては受験生の既存知識によっても感じ方に差はありますが、難しいと感じるようであれば基本講座を利用して基礎知識の習得からはじめるのがおすすめです。

おはようございます。
沖縄、台風の影響ほぼ無し。

土曜日なのに近所でガンガン工事してます。

スタディング宅建講座3周目。
ながら学習出来ると思ったけど、画面ガン見しないとダメ。
効率悪い学習方法💦

覚えて忘れて覚えて忘れて覚えて頑張る‼️

— きなここ@プチ大家/優待株24 (@kinacoco001) July 30, 2022

こちらのユーザーからは、ながら学習が効果的ではなかったとのコメントが出ています。スタディングの講座はスキマ時間を活用した学習は推奨していますが、ながら学習については推奨されておりません。
試験の内容は専門的なものとなるため、学習をするのであればしっかりと学ぶ姿勢が重要です。

宅建、管業、マン管、行政書士スタディングを利用してます。宅建と行政書士は過去問は13年分と多いです。行政書士講座はAIで自動的に過去解いた問題を忘れないように復習させてくれたりします。悪い点は問題のランク分けされてないとこですかね。横断学習もできるからその補完はできそうですが…

— めくめく✨R5行政書士受験 (@mekumeku77) November 21, 2022

最後に、問題の難易度がランク分けをされていない点も辛口のコメントが寄せられています。後ほど紹介するAI復習機能など便利な機能もありますが、この点については改善の余地がありそうです。

スタディングの宅建講座の良い口コミ・評判

次に、スタディングの宅建講座の良い口コミや評判について同じく4つご紹介します。

講義のサポート。
宅建士より難易度の高い資格では講義による理解のサポートが効果的と思う。
You Tube動画や通信講座の活用も視野に入れても良い。
最近スタディングを使っているが、講義のみのミニマムコースだと驚くほど安い。
無料で試用も出来るので試すのも良いと思う。

— コロ😸司法書士を本気で目指すネコ (@koro240) February 28, 2023

高評価のコメントとして、一番多く見かけるのがやはり価格の安さです。通信講座や予備校と利用するとなると、数万円から数十万円の出費を想像されている方も多いと思います。事実他社の通信講座では5万円以上、予備校であれば10万円以上が相場となります。

一方で、スタディングの宅建講座であれば一番価格を抑えたミニマムコースであれば14,960円で受講が可能です。更に、合格時のお祝い金のプレゼントがあるなど価格面においては業界最安値ということができます。
この価格帯であれば、お金に余裕のない学生さんでも気軽に受講ができるといった声も見つけることができました。

さて、車検の待ち時間も勉強❗
スマホひとつでハイパフォーマンスな勉強出来るスタディングマジでありがたい❗
しかも安い❗
ノート取らない派には超おすすめです。#宅建#スタディング

— レオ@宅建取って起業して人生再起動する (@BIKhiuNuFZxemTA) August 20, 2022

次に、学習の際に使用する教材がすべてスマホやタブレットなどで閲覧できるため、どこでも学習ができる点も人気を集めています。また問題への回答なども端末上で行えるため、ノートやペンの準備も必要ありません。

おはようございます。
今日も通学バスで登校してくれました。
スタディングの宅建動画はわかりやすいのですが、過去問が難しー。
早く一周して全体をつかみたいです。まだまだ民法の半ばですが。

— ちび🐶お金と暮らしについて書くひと (@chibi_na_taka) November 14, 2022

こちらのユーザーからも、どこでも学習ができるため通学の時間などのスキマ時間で学習ができると好意的なコメントが寄せられています。
スキマ時間を活用した学習をスタディングは推奨しているため、それぞれの講座や問題演習が短時間で終わる工夫もされています。

スタディング宅建講座のコースは2種類あります。
・宅建士合格コース→ 19,800円
・【再チャレンジ用】宅建士合格コース→ 7,590円　
再受験者様にコースを用意しているのもスタディングの特徴です！#スタディング　#宅建

— NORI BLOG (@zrx_channel) December 17, 2021

また万が一目指していた受験の年度の試験に落ちてしまった場合、半額程度で翌年も学習ができるサービスも人気のポイントです。

スタディングの宅建講座の特徴

次に、講座の特徴や料金などについて解説します。時間がない方もこの章を読んでいただければ、スタディングの概要について確認をすることができます。初めて、「スタディング」を知った方も、まずはここで講座の内容を確認をしてみてください。
また、数ある予備校や通信講座の中からサービスを選ぶ際に気になる利用者の試験合格率についても紹介します。

スタディングの宅建講座の基本情報

ここでは、スタディングの宅建講座の特徴をいくつかのポイントに分けて解説します。下記の表は、料金やカリキュラム、教材などの一覧です。実際に使用できる教材は料金プランによって異なる点は注意が必要です。

料金（税込）	・宅建士合格コース ミニマム：14,960円 ・宅建士合格コース スタンダード：19,800円 ・宅建士合格コース コンプリート：23,430円
カリキュラム	ビデオ・音声講座・問題演習・過去問演習・合格模試
教材テキスト	・基本講座（ビデオ・音声： 77講座、合計約31時間） ・スマート問題集（77回、620問） ・13年分テーマ別過去問集（48回） ・合格模試（4肢択一式を50問）
eラーニング	スマホやPCを利用してのオンライン講座
合格率	非公開
サポート体制	・AI問題復習機能 ・学習フロー ・学習レポート ・勉強仲間機能
割引制度	・期間限定の割引価格キャンペーン ・合格お祝い制度 ・無料登録で10％OFF ・更新割引

スタディングの宅建講座の合格率

スタディングの講座を受講し実際に宅建の試験を受験した方の合格率については公表されていませんが、2022年度の試験においては「854名」が合格したと公式ホームページで紹介がされています。
また合格体験談が2,700件以上紹介されていることから、過去の実績からもスタディングの講座は非常に優秀であることがわかります。

参考までに下記の表は宅建試験の令和2年度〜令和4年度までに実施された、計5回分の試験の実施状況となります。
この評価からもわかる通り試験全体の合格率は15〜18％となっているため、比較的難易度の高い試験であることがわかります。

試験実施概況（抜粋）

	受験者数	合格者数	合格率
令和4年度	226,048人	38,252人	17.0％
令和3年度（12月試験）	24,965人	3,892人	15.6％
令和3年度（10月試験）	209,749人	37,579人	17.9％
令和2年度（12月試験）	35,261人	4,610人	13.1％
令和2年度（10月試験）	168,989人	29,728人	17.6％

※引用：一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験　試験実施概況（過去10年間）

スタディング宅建講座の費用を他社と比較

次に、気になる価格面について他社と比較をしながら解説します。
下記の表は、宅建の資格取得に向けた講座を開設している国内の主要会社とその金額をまとめたものです。

提供会社名	講座名	費用
スタディング	宅建士合格コース ミニマム	14,960円（税込）
フォーサイト	バリューセット1	59,800円（税込）
ユーキャン	宅地建物取引士講座	63,680円（税込）
アガルート	入門総合カリキュラム（テキストあり）	54,780円（税込）
クレアール	完全合格パーフェクトコース	59,800円（税込）

見ていただいてわかる通り、スタディングの最安値の講座が14,960円に対して、他社では5万円〜6万円台となっているため圧倒的な安さとなっています。
スタディングの最上位プランである「コンプリートコース」の場合であっても、23,430円となっているため他社の半額以下となっています。

更にスタディングでは期間限定の各種割引や合格祝い金などの嬉しいサービスも実施されています。
最新の割引情報は公式ホームページも合わせてご確認をお願いします。

スタディング宅建講座の教材を他社と比較

各社が提供している宅建講座の金額がわかったところで、気になる教材の部分にスポットを当ててどの様な内容になっているのかを詳しく解説します。

各社それぞれに特徴がありますので、自分にあった教材を選ぶためにも各社の違いを理解しておくのが重要です。また、教材以外のサポートの部分についても合わせて解説をいたします。

アガルートのゼロから合格カリキュラムのテキスト特徴

アガルートの入門総合カリキュラム講座は、テキストを使った通信講座とテキストなどがすべてオンラインで閲覧できる2つのコースが用意されています。

講座の内容は「入門総合講義」・「過去問解説講座」・「総まとめ講座」・「模擬試験」の4つに分かれています。

入門総合講義では、4冊のテキストを利用して宅建に関する法律の基礎知識をゼロから学ぶ内容で、35時間の講義動画もセットになっています。

過去問解説講座では、分野ごとに別れた計5冊のテキストを利用し、過去10年分の問題を活用し出題傾向の把握や学んできた知識の定着を行います。19時間の講義動画もセットになっています。

総まとめ講座と模擬試験はそれぞれ1冊のテキストにまとめられ、重要ポイントのおさらいや、本番の試験に慣れるための練習をすることができます。

またアガルートでは学習スタート時には導入用のオリエンテーション動画、学習中の不明点を相談できるフェイスブック質問制度、学習のペースメーカーとして利用ができる月1回のホームルーム動画と3つのサポート体制が用意されています。

フォーサイトのバリューセット1のテキスト特徴

フォーサイトのバリューセット1は初めて宅建の試験を受ける人向けに用意された講座で、「基礎講座」・「過去問講座」・「eラーニング」の3つで構成がされています。

「基礎講座」には、宅建業法、法令上の制限、その他の法令、権利関係の4つの分野に別れたテキストが用意されています。

「過去問講座」は宅建業法（1A・1B）、法令上の制限、その他の法令、権利関係の5つのテーマに別れたテキストが用意されています。

基礎講座での知識のインプットと過去問講座でのアウトプットを行うことで、知識の定着を図り合格へのきっぷを掴むことができるカリキュラムとなっています。

またテキストとは別に12のテーマが用意されたeラーニングも利用が可能です。スマホやタブレットなどで学習ができるため、通勤や通学、休憩時間などのちょっとしたスキマ時間での勉強も可能です。

また、不明点が出てきた場合に講師へ質問ができる「無料メール質問（10回）」の権利も料金プランに含まれています。

ユーキャンの宅建士短期合格講座のテキスト特徴

ユーキャンの宅建士短期合格講座は3〜5月の短期間で合格を目指す方向けに作られた講座です。通年で開講している「宅地建物取引士講座」とは内容が異なりますので、申込みの際はご注意ください。

短期合格講座では、合格に必要な知識のみに絞ってテキストなどが作成されているためより効率的に学習をすることができます。

講座の内容はテキストとWEB動画講義の2本立てで構成されています。
テキストは、基礎テキスト（3冊）、実践テキスト（3冊）、完成テキスト（1冊）と短期間の中でも基礎から応用に向けてステップアップをしながら学んでいくことができます。また、文字だけでなくイラストも豊富に使われているため理解しやすいだけでなく、読んでいて楽しめる内容となっています。
WEB動画講義については、人間の集中力が続くのは5分という科学的根拠に基づき、様々なトピックスをわかりやすく5分以内で解説をしています。用意されている動画の数は、520本以上と豊富なラインナップも魅力の一つです。

また勉強をサポートするため「合格デジタルサポート」も利用可能で、システムを活用した弱点の洗い出しや、学習計画の管理を行うこともできます。

クレアールの完全合格パーフェクトコースのテキスト特徴

クレアールの完全合格パーフェクトコースは、一発合格に向けて基礎から実践演習まで必要なものが全て揃った充実の内容となっています。宅建に関する、基礎的な知識がない方でも試験に合格できるよう丁寧な解説が人気となっています。

クレアールは基本講義、実力アップ演習講義など合計6講義に分けて段階的に学習が進んでいきます。基本講義には400問の演習課題もついているため、学んだ知識が身についているかを逐一確認をすることが可能です。

使用するテキストに関しては、3冊のテキストブック、過去5年分の過去問題集と回答、科目別に50問が掲載された分野別問題集（全4回）が用意されています。

WEBでの講義とテキスト、問題集が完全にリンクされた作りとなっているため、インプットとアウトプットがスムーズに行えるのが特徴です。
WEB講義は、スマフォやタブレットなど外出先でも視聴ができるためスタディング同様、スキマ時間の勉強にもおすすめの講座となっています。

スタディング宅建講座を選ぶメリット

次に、スタディング宅建講座のメリットについて解説します。わかりやすい教材であるだけでなく、勉強のモチベーションを上げるような工夫がされているのは見逃せないポイントです。

スキマ時間に問題演習を繰り返してインプットできる

スタディングの宅建講座は、インプット学習・問題練習・過去問練習の3ステップで効果的に知識が身につく内容となっています。

インプット学習では、ビデオ講座や音声講座、テキストを使用し基礎となる知識を身に着けます。基礎的な知識がついた後は、1問1答式の問題練習と演習後には回答の解説でより知識を深めます。確実な知識がついた後には、実際に試験に出題された4肢択一式の過去問題に取り組み理解度の確認を行います。

スタディングではこれらの学習ルーティンがすべて、携帯電話やタブレットなどの端末上で行うことができるため、移動時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用して学習をすることができます。

1日のスケジュールを例に出すと、
・通勤の電車：30分
・ランチ休憩：30分
・帰宅時の電車：30分
・夜寝る前の時間：30分
などと、忙しい日常の中でも2時間程度は毎日確保できることがわかります。机に長時間向かう余裕がない方も、このようにスキマ時間を活用すれば無理なく学習をすすめることが可能です。

AI復習問題機能で効率よく学習を進める

スタディングでは最先端技術を活用した「AI問題復習」機能が用意されています。これらは受験生の学習に対する理解度などを、AIが自動的に判断を行い適切なタイミングで復習問題を提示する機能となっています。

人間は時間の経過とともに覚えた記憶を忘れていく性質をもっています。そのため、繰り返し学習を行うことで知識の定着化を図る必要があります。AI問題復習では、間違えた問題をAIが記憶し最適な復習のタイミングで出題が行われるため、受験生がスケジュール管理などをしなくても適切な学習をすすめていくことが可能です。

AI問題復習トップページにアクセスをすると、その日に解くべき問題が毎日提示されますので、試験までの間は欠かすことなく取り組むのがおすすめです。
また、カスタマイズ機能も充実しており学習範囲の選択や復習したい範囲のブックマークなども可能です。

進捗が見える化されてモチベーションにつながる

スタディングには学習の効率化やモチベーションをアップさせるための「学習フロー&学習レポート」機能が用意されています。

学習フロー機能は、限られた時間の中で学習を効果的にすすめることができるよう、今日取り組むべき課題が提示され、受験生が何を勉強するか悩む必要がありません。
講義→問題→講義・・・の順で学習が進んでいくため、学んだ講義を正しく理解できているのかをすぐにチェックすることも可能です。
また、学習をした日や学習回数も表示されるため学習進度の見える化でモチベーションを高めることもできます。

学習レポート機能については、日付ごとの学習量や総勉強時間、講座別の進捗状況などがグラフや表でひと目でわかる機能となっています。
自分自身の学習量を客観的に把握ができるため、今週は目標通り、今週は学習時間が足りなかったなど、自己分析を行う一つのツールとして活用できます。

PC・スマホのどちらからでも確認ができるため、定期的に活用し学習の管理を行うようにしましょう。

スタディング宅建講座のデメリット

メリットがわかったところで、反対にスタディング宅建講座のデメリットについても解説します。サービスを選ぶ際にはメリットばかりに目が行きがちですが、デメリットもしっかりと理解をしておくようにしましょう。
デメリットを予め理解しておくことで、購入後の後悔や失敗を防ぐことができます。公式サイトでは表立って紹介されることが少ない内容ばかりですので、この章は特に必見です。

紙のテキストは追加費用が必要

スタディングの宅建講座はこれまで解説をしたとおり、講義・教材のすべてがオンラインで完結するように作られています。そのため、基本プランでは自宅に届くテキストなどはありません。

一方で受験生の中には、従来どおり紙のテキストで学習を進めたいと思っている方もいることと思います。
その場合、スタディングでは有料オプションとして冊子の配布を行っているため別途の費用が発生する点がデメリットと言えます。価格は7,480円（税込）となっており、送料は金額に含まれています。

冊子はWEB版を印刷してまとめたものとなりますので、内容に関してはWEB版と同一となっている点も注文前に注意をしておきたいポイントです。
また、発送に関しては日本国内のみに限定されているため、海外への発送は不可となっています。

冊子の注文のタイミングは講座の申込後でも可能なため、オンラインでのレッスンに抵抗を感じた方は利用をしてみるのもおすすめです。

質問対応サービスがない

スタディングの宅建講座は自立学習型のシステムとなっているため、講座やテキストを見て自分自身で学習をすすめていきます。そのため不明点や疑問が出てきた場合でも、対応するサービスが用意されていないため自分自身で解決をする必要があります。

試験勉強に不慣れで、講師などに相談をしながら学習をすすめていきたいと考えられている方は、あまりおすすめのできないサービスとなっています。

一方で、スタディングの宅建講座は宅建の勉強が初めての人でも理解ができるよう、図解やイラストなどでわかりやすい工夫がされたテキストや講座が人気を集めています。
疑問点なども極力出ないように解説などが用意されていますので、テキストがわかりにくいのではといった不安は不要です。
教材などに不安がある方は、初回無料の体験コースも用意されているのでぜひお試しをしてみてください。

受験後の特典はやや劣る

宅建の通信講座を提供している会社の中には、受験生のモチベーションアップのために合格をした際に祝い金のプレゼントや講座代金の返金など嬉しいサービスを実施している場合があります。

例えば、アガルートアカデミーでは合格特典として1万円分のAmazonギフトコード、もしくは全額返金の2つが用意されています。フォーサイトでは万が一受験に落ちてしまった場合、受講料69,800円が返金される制度が用意されています。

一方スタディングでは、合格者に対してAmazonギフト券の3,000円分の進呈、万が一不合格だった場合に翌年度も同じコースを格安（金額はコースによって異なり、6,600円〜10,450円。）で受けることのできる権利の2つの特典のみとなっています。

受講料が安く魅力的なスタディングの宅建講座ですが、合格特典だけを見てみると他社と比べ劣る傾向があるということができます。

スタディング宅建講座がおすすめの人

次に、スタディングの宅建講座を利用して宅建試験の合格を目指すのにおすすめの人はどのような人であるかを解説します。
どんなに良い教材も、人によって向き・不向きといったものがあります。自分自身の性格や考えが下記に解説する3つの項目に当てはまるか確認をしておきましょう。当てはまっていると感じることができれば、スタディングの利点を最大限活かすことができます。

講座費用を抑えたい人

先にもご説明をしたとおり、スタディングの宅建講座は「業界最安値」の価格設定となっています。一番価格を抑えた、ミニマムコースで14,960円、手厚い学習内容となっている最上位プランのコンプリートコースでも23,430円で、他社相場の半額以下となっています。

そのため講座費用を抑えたい人には特におすすめの通信講座となっています。15,000円程度の金額で、受験勉強ができ、将来にもつながる資格が手に入ると考えるととてもコスパの良いサービスということができます。

唯一の注意点としては、オンラインで全てが完結するため受講期間終了後に関しては教材などの閲覧ができなくなる点です。受講期間中は24時間、何度でも繰り返しテキストや講座動画の視聴ができますので、最大限活用するようにいたしましょう。

隙間時間を活かして勉強したい人

忙しい社会人や子育て中の主婦の方など、机に座ってまとまった学習時間が取れない方にもスタディングの宅建講座を活用すれば、合格までの学習を効率的にすすめることができます。

用意されている講座やテキストはすべて、スマホやタブレットで学習・視聴が可能なため、参考書やノートなどを準備する必要がありません。また講義に関しては動画で配信されているため、スクール形式では対応できない早送り・一時停止といったことも可能です。

このように時間や場所に縛られない学習方法を確立しているサービスのため、通勤中や朝の10分など日常のスキマ時間をうまく活用し勉強をすすめてください。

注意点としては、自由に学習ができる反面、学習スケジュールに関しては自分自身でコントロールをしなければなりません。独学での学習はスケジュール管理で失敗をする受験生の方も多いので、スタディングが用意している学習フローや学習レポートの機能もうまく活用し、効果的な学習をしていきましょう。

市販のテキストだけでは不安な人

スタディングの宅建講座で使用されるテキストは、短時間で合格を勝ち取ることができるよう、過去問などの分析を行い頻出分野や問題を厳選した、オリジナル教材となっています。

またオンライン教材ならではの、間違った問題だけを勉強できる「復習モード」や学んだ講座の後に知識の定着を確かめる「スマート問題集」など市販のテキストでは難しい細かなサポートが充実しています。
そのため、市販のテキストだけで勉強をすすめるのに不安を感じるようであればスタディングの宅建講座の活用はおすすめです。

また動画の講義に関しても、1講座30分程度と集中力が続く長さにまとめられ、文章を読むだけでは理解の難しい分野も、イラストなどを交えた解説付きで学ぶことができます。
動画はアプリを利用して、スマートフォンなどにダンロードをしておけば電波がない場所でも視聴が可能です。Wifi等がある場所で動画のダウンロードを行えば通信費用を気にすることなく、学習ができる点もおすすめポイントです。

スタディング宅建講座に関するよくある質問

最後に、スタディング宅建講座に関するよくある質問をまとめて解説します。
必要な勉強時間や、勉強方法など実際に利用し始めると気になることや、いざというときに知っておくと役立つ情報を厳選しています。
今回は5つのトピックについてまとめていますが、こちらに記載のない情報は公式ホームページのお問い合わせページからも確認可能です。また公式ホームページでは、AIチャットボットによる案内も利用することができます。

スタディング宅建講座の勉強時間はどれくらい？

スタディング宅建講座の勉強時間は、個人差がありますが、通常は講座の完了までに約200〜300時間程度が必要と言われています。
ただし、これはあくまでも目安であり、学習ペースや学習効率、事前知識の有無などによっても大きく異なります。宅建に関する知識がなく、ゼロから勉強を始めるのであれば400〜600時間程度を見込んでおくのがおすすめです。
1日あたり、2時間の勉強時間を確保した場合300時間であれば試験の約5ヶ月、600時間であれば10ヶ月程度前から学習をスタートしてください。

社会人の方でまとまった時間の確保が難しければ、通勤や帰宅の移動時間、ランチタイムなどスキマ時間を活用することで効果的に学習をすすめることができます。

またスタディング宅建講座は受講期間が決められているため、早めに勉強をスタートすることでより有効的に教材を活用することもできます。

スタディング宅建講座で試験に落ちたらどうなる？再受講はできる？

万が一、勉強をしていた年度の試験に落ちてしまい、翌年も再度学習を継続したい場合には、半額程度の料金で利用ができる「更新版コース」の利用が可能です。
利用の条件としては、2023年度の更新版コースを利用するのであれば2022年度版より前の対象講座を利用していること、過去の受講履歴は引き継がれないといった注意点もあります。

更新対象となる講座は過去5〜6年前の比較的古い講座でも対象となっている場合があるため、受講から時間が空いてしまっているユーザーの方も今一度確認をしてみることをおすすめします。

価格に関しては、2023年度版の場合ミニマムが6,600円、スタンダードが8,800円、コンプリートが10,450円となっています。

数年以内であればいつ勉強を再開しても、安価な価格で常に最新版のテキストや動画で受講ができるのはスタディングの魅力の一つとなっています。

スタディング宅建講座は模試が受けられる？

スタディングの宅建講座を利用して、模試を受講したい方はミニマム・スタンダード・コンプリートの3つのうち、スタンダード・コンプリートどちらかのコースを受講すると受験をすることができます。
一番価格の安いミニマムコースには模試は含まれておりませんので注意が必要です。また模試単体での申し込みもできないため、受験を希望する方はコース選びの際に判断をするようにしてください。

模試の内容は過去の傾向や最新の法令改正などを鑑み、スタディングのオリジナルの内容となっています。問題は、本番の試験同様50問で4肢択一式となっています。また受験ができる回数は1回です。

模試はより本番に近い問題構成となっているため、知識の正確さを確かめるだけでなく、試験そのものの雰囲気になれることも可能です。初めて試験を受ける方はぜひ挑戦をしてみてください。

また模試を受けた後は、正誤に関わらず問題を見直し理解を深めることでより正確な知識を身につけることができます。そのため、復習は必ずするようにしてください。

スタディング宅建講座の直前対策講座とは？

3つあるスタディングの宅建講座コースのうち、コンプリートコースを受講している生徒のみが受けることができるのが「直前対策講座」です。

その年に行われる試験に向けて、出題が予想される問題の解説や重要ポイントをわかりやすく解説した3時間の講座となります。
試験に向けての最後の追い込みや、自己流での勉強で見落としてしまったポイントにも気がつくことができる内容のため、合格を手にするために受講をおすすめします。

解説の内容に関しては、試験直前に行われる講義のため基礎的な知識については有していることを前提に話が進みます。そのため、直前対策講座を受講する前までには他の教材に一通り目を通しておきましょう。

受講方法は他の教材同様にオンライン形式のため、時間や場所にとらわれることなく学習可能です。また繰り返し視聴ができるのも、学習をすすめるには嬉しいポイントです。

スタディング宅建講座の勉強方法は？？

スタディングの宅建講座はビデオ講義やオンライン教材と、全てがインターネット上で完結するようになっています。教材を確認する際はパソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末を使用します。（使用する端末に関しては、ご自身での用意が必要です。）

予備校のようなスクール形式とは異なり、開講時間が決まっていたりするわけではなく、いつでも好きな時間に動画や教材の視聴ができるため、夜間や早朝など時間を問わず学習が可能です。また受講期間中であれば何度でも教材を見返すことができるため、自分のペースに合わせて学習をすることができます。

重たいテキストを持ち歩く必要もないため、移動中の電車やバスといったスキマ時間を活用した学習にも大変便利に活用できます。

宅建の試験は暗記量も多く、長期間に渡って学習が必要なためいつでも気軽に勉強ができる点が、スタディングの宅建講座の魅力の一つとなっています。

スタディング宅建講座:まとめ

いかがでしたでしょうか。スタディングの宅建講座の口コミや概要、メリットやデメリットなどこれからサービスを利用しようと検討されている方向けに、詳細を解説しました。

スタディングはテキストなどが不要で、オンラインのみで学習が完結できる大変便利な学習手段であることがわかりました。費用に関しても他社の半額以下で業界最安値である点も利用者からは嬉しいポイントです。
一方ここまでの解説でわかる通り、安いからといって教材の内容が陳腐である、わかりにくいといった点はほとんど無く合格者も多数排出しているサービスとなっています。

また講師などに頼らず自分自身で学習をすすめる通信講座は挫折してしまう人も多いですが、スタディングではAIの活用や学習管理ツールの導入など、テキストや教材以外の部分のケアが充実しているのも魅力的なポイントです。

宅建の試験は合格率が15〜18％と合格が簡単な国家資格ではありません。しかし、資格の取得後は不動産業界での活躍など、実務でも役に立つ有益な資格です。ぜひ、スタディングの宅建講座を活用して合格を勝ち取りましょう。