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公開:2024.6.3 公開:2024.6.3

持っていて損はない、年収アップも目指せるマイナー資格

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世の中にさまざまな資格がありますが、こんな資格があるの?と思うものも。しかも高収入が得られる可能性があるなら、どんな資格なのか気になりますよね。
今回は、あまり知られていないマイナーな資格だけど、収入アップが目指せる資格を厳選して紹介します。
新しいチャンスをつかむ参考にしてください。

マイナー資格が就職・転職に有利になる

マイナー資格は、珍しさで興味をひかせやすいこと、特定の分野で専門性が高いとアピールすることができるなどのメリットがあります。

求人で差別化を図りやすい

あまり広く知られていない資格ということは、その資格試験を受けたり、講座を受講したりしている人が少ないということです。そのため、同じ資格を持つ人が少なく、ほかの人との差別化を図ることができます。また、ピンポイントでの求人にも対応できることもおすすめポイントです。

知られていないことがアピールポイントになる。

就職や転職での面接試験では、履歴書を見た面接官から、どのような資格なのかを聞かれることもあるでしょう。このように、面接時の話題として出せることがあります。また、自分の長所はどこかと質問されたときにも、マイナー資格をピックアップして説明や向上心があることをアピールすることで、面接官の印象にも残りやすくなります。

人材が少ないため、高収入が狙える

マイナー資格は、上でも書いたように受験する人が少ないため、すき間人材に入り込むことができます。そのため、ほかの業種よりも給与が高かったり、資格手当がもらえたりする場合もあります。また、専門性が高いことを武器にして、転職でも収入アップを狙える可能性もあります。

注目はIT・DX系の資格

ITサービスの需要は変化しており、それに伴って人材の需要も増えてきています。また企業ではDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進められており、その知識を持つ人材が不足しています。そのため企業内で育成するほか、最初から知識や技術を持った人を採用する企業がどんどん増えています。

IT系・DX系の人材は不足している

経済産業省によると、IT人材は2030年に79万人不足するといわれています。また、総務省による調査では、デジタル化を進めるうえでの課題や障壁として、日本では人材不足が最も大きな課題として取り上げられており、今後もこの人材不足は続くと考えられています。

出典:経済産業省 IT人材育成の状況等について

 

デジタル化を進める上での課題や障壁(国別)

出典:総務省 デジタル化を進める上での課題や障壁(国別)

 

IT化、DX化を進めたくても、それに対応できる人材がいないという問題が起こっている今、社内でこれから人材育成に取り組んでも、時間がかかる、コストがかかるなどの問題があります。それなら、その分野の知識や技術を持っている人材を採用したいと思うのは自然なことでしょう。その分、競争率が低くほかの人よりも一歩前で出ていると、評価の対象にもなります。

特にDX化については、「2025年の壁」という問題が起こっており、これは人材不足で日本企業のDXが進まなければ、2025年以降の経済損失は最大で年間12兆円にもなると予測されています。

それだけ社会的に求められている人材であれば、まさに引く手数多といっていいでしょう。これから資格を取ろうと思っている人にとっては、ぜひIT系・DX系の資格を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

IT系・DX系のマイナー資格

IT化とDX化は似ているようですが、違いがあります。IT化は情報技術(IT)を活用して業務の効率化を図るもので、DX化はデジタル技術を用いて、組織の変革や新しい価値を生み出すことをいいます。

IT系のマイナー資格

・ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークの固有技術やサービス動向を把握し、目的に応じたネットワークシステムの構築と運用に役立てられます。

【受験料】7,500円

公式サイト:情報処理推進機構 ネットワークスペシャリスト試験

 

・Webデザイナー検定

ベーシックでは、Webサイトの企画や制作、デザインなどの基礎知識を習得。エキスパートでは運用の専門的な見解を習得していきます。

【受験料】ベーシック5,600円、エキスパート6,700円

公式サイト:画像情報教育振興協会(CG-ARTS)

 

・Webクリエイター能力認定試験

HTMLやCSSの基本的な知識、応用的なサイトデザインまで、デザイン力やコーディング力などのスキルを習得していきます。

【受験料】スタンダード6,100円、エキスパート7,700円

公式サイト:サーティファイ Webクリエイター能力認定試験 

DX系のマイナー資格

・DX検定

IT先端技術トレンドとビジネストレンドを理解し、ビジネス全般に必要なデジタル技術を習得していきます。

【受験料】6,850円

公式サイト:ネクストエデュケーションシンク

 

・DXパスポート試験

DXはどういうものか、DXで社会がどうなっていくのかなどの知識やAI、IoT、クラウドなどの技術知識を学びます。

【受験料】9,500円

公式サイト:全日本情報学習振興協会

 

・+DX認定資格

DX推進には必要な資格とされ、社会人が持っている能力や技術力に+αとなるDXの実践に必要な知識やスキルを習得していきます。

【受験料】8,800円

公式サイト:IoT検定制度委員会

IT系・DX系両方に通用するマイナー資格

・G検定(ジェネラリスト検定)

ディープラーニング(ニュートラルネットワークによる機械学習の一種)の基礎知識を持ち、ビジネスで活用する能力を習得します。

【受験料】一般13,200円、学生5,500円

公式サイト:日本ディープラーニング協会

 

・Python3エンジニア認定基礎試験

プログラミング言語Pythonの基本的な知識を習得。文法や利便性を正しく理解し、使用するための技術を学んでいきます。

【受験料】一般11,000円、学生5,500円

公式サイト:Pythonエンジニア育成推進協会

 

・基本情報技術者試験

ITの戦略的な活用を習得します。基本情報技術者は、ITエンジニアの登竜門といわれる試験で、デジタル人材に求められる知識と技術を身につけられます。

【受験料】7,500円

公式サイト情報処理推進機構 

マイナー資格を活かして高収入を得るコツ

資格を取得したら、収入につなげていきたいものです。どのようにして収入につなげるのか、そのコツを見ていきましょう。

副業にして活かす

資格を取得した人は、副業を始めて収入につなげている人もいます。副業が可能な企業に勤めている場合、終業後や週末だけの在宅ワークとして仕事を受注して収入アップが狙える可能性もあります。副業として収入が増えていけば、転職して本業としていけるなど、将来を考えた活用もできます。

独立・起業して活かす

資格試験を取得し、実践力もついていけば、独立・起業も狙えます。独立・起業することは、会社員として勤めるよりも大変なことが多いですが、仕事へのやりがいが感じられ、キャリアを積んでいって事業が軌道に乗れば高収入も目指せます。

業界の最新動向をチェックしてスキルを磨く

資格を取得したからといって満足してはいけません。デジタル社会は日々新しいことが発信され、進化が激しいものです。新しい知識がないと会社やお客様からの希望に沿うことができないことも出てくるでしょう。業界の動向に注意して最新情報をチェックしながら、常にスキルアップしていきましょう。

まとめ

マイナー資格は、あまり知られていないために、就職や転職に有利になることがあります。人材不足の業界や部署では、収入アップも叶うかもしれません。これから就職活動を控えている人、転職を考えている人にとって、なくて困らないどころか、むしろ高収入につなげるための方法として覚えていてください

 

原稿/編集部

 

<参考サイト>

経済産業省 IT人材育成の状況等について

出典:総務省 デジタル化を進める上での課題や障壁(国別)

 

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