Webデザインとは?デザイナーの仕事内容やスキルを解説!資格も
近年、政府がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、社会全体でデジタル化が急速に進行しています。
企業だけでなく個人でも、様々な目的でWebサイトを立ち上げています。
そのため、Webサイト制作の専門家であるWebデザイナーの需要は増すばかりで、人材不足だと言われています。
それでは、Webデザイナーとはどんな仕事なのか、必要なスキルは何か、未経験でも働けるのか、といった内容についてご紹介します。
目次
Webデザインとは?
「Webデザイン」とは、Webサイトの見た目を制作することです。そして、Webデザインをする職種が、「Webデザイナー」です。サイトの見た目を良くするだけでなく、訪れたユーザーにとって使いやすいものを作成することも重視されます。仕事内容は多岐にわたり、納期に追われることになりますが、成果物は世界中の人の目に触れるため、やりがいのある仕事です。
Web制作に必要な最低限の知識とスキルは、数カ月で身に付けることが可能であり、一度身に付けてしまえば生涯仕事に困ることがありません。
仕事は学歴・経歴無関係の完全実力主義の世界となります。スキルアップするほど仕事の幅は広がり、実績を積むほど収入が上がっていきます。
Web関係やデザイン関係の仕事に興味がある方で、実力で勝負したいという方にはおすすめの仕事です。
Webデザインの仕事内容
Webデザイナーの仕事は非常に多岐にわたり、それぞれで専門的なスキルが必要になります。
ここでは一般的なWebデザイナーの仕事内容についてご説明しますが、大きなチームで働いている方はデザインのみを担当していたり、フリーランスで働いている方はプロデューサーやディレクターとしての仕事まで行っていたりします。
クライアントとの打合せ
仕事の依頼を受けたら、まずはクライアントの要望を聞き取り、どういう層をターゲットにして色合いはどうするか等のサイトデザインの方向性を決めなければなりません。
クライアントの話の細かなニュアンスも丁寧に拾い上げ、コンセプトや目的を理解して、互いに齟齬のないようにします。
通常、クライアントとのやり取りはその後も何度か繰り返し、要望に沿ったサイトを作り上げていきます。時にはセキュリティ関連等の専門外の分野の相談をされることもありますが、できる範囲で対応して信頼関係を築くことができれば、長期の取引きにつながります。
Webサイトの構成・レイアウトの作成
打ち合わせ内容を元に、クライアントのニーズを満たすよう、Webサイトの構成やレイアウトをまずは大まかに決めます。見栄えの良さも大事ですが、ユーザビリティの高さも意識しなければいけません。
使用するのは、Adobe社の「Illustrator」や「Photoshop」といったデザイン作成ツールで、Webサイトの色合い、レイアウト、文字のデザイン等を作っていきます。こうしてWebサイトの見本品を完成させます。
バナー・アイコンの作成
Webサイトの見た目を華やかに演出したり、ユーザーエクスペリエンスを改善してサイトの滞在時間を長くしたりするために、バナーやアイコン、ロゴ等のグラフィックデザインの作成も行います。
「Illustrator」や「Photoshop」を使って、撮影した写真の加工をしたり、イラストを描いたりします(これを「素材作成」といいます)。Webデザイナーのデザインセンスが問われ、サイトの仕上がりを大きく左右する仕事です。
コーディング
完成したWebサイトの見本品を元に、HTMLやCSS、JavaScript等のWebサイトを作るための言語を使って、コーディングを行います。サンプルを元に製品を作っていくイメージです。
HTMLで文章や画像を、CSSで配色や文字のサイズ等を表示し、さらにJavaScriptで「動き」を表現することができます。
大きなチームで仕事をする場合には、コーディング専門の「コーダー」に任せることもありますが、Webデザイナーとしては少なくともHTMLとCSSについての基本的な知識は必要です。
Webデザイナーに必要なスキルとは?
ここまでに述べた内容から、Webデザイナーの仕事には多くのスキルが求められることがご理解いただけたと思います。
「家や会社にこもって一日中パソコンに向かう」というイメージが強いWebデザイナーですが、クライアントと細かなやりとりをしたり、社内で何度も打ち合わせをしたりとコミュニケーション能力が非常に重要となります。
それでは、求められるスキルについて書いていきます。
デザイン作成ツールを使いこなせる力
Webデザイナーは、デザイン作成ツールを使いこなせなければなりません。
中でも特に「Illustrator」と「Photoshop」は、サイトの構成やレイアウトの作成、バナーやロゴの作成に必須です。これらのツールを自在に使いこなすことで、頭の中のイメージを、具体的なデザインとして落とし込むことが可能になります。
また、色彩やレイアウトといった基本的なデザインについても学んでおくと、センスの高いサイトの作成ができるようになります。
クライアントの意向をくみ取る力
Webデザイナーには、クライアントの意向をくみ取るスキルが強く求められます。これが一番重要なスキルといえます。
どんなコンセプトなのか、どのような層をターゲットにするのか、どのような色合いやデザインをイメージしているのか、クライアントの要望を聞き出し、細かいニュアンスも察する力が必要です。時には抽象的で曖昧な表現でしか伝えてこないクライアントもいますが、お互いの認識のずれが無いよう、丁寧に要望を聞き出します。
提案力
Webデザイナーは、クライアントのニーズを聞き出すとともに、自分から積極的に提案する能力も必要です。
これはWebデザイナーに限らずどんな職種にも共通して必要なスキルです。
日頃からアンテナを張り巡らせて各種メディア等から情報を収集することで、どんなサイトにすればクライアントが求める成果が出せるのかがわかってきます。
画期的なアイデアを提案していくことで自身の評価も上がり、キャリアアップにつながります。
Webデザインは未経験からでも仕事にできる!
「Webデザイナーの仕事に興味はあるけれど、未経験なうえに知識が全くない」という方でも、Webデザイナーになることはできます。
転職サイトで探してみると、「未経験可」という求人も多いです。
しかし、最低限の知識として、「Photoshop」等のデザイン作成ツールの使い方やHTML/CSSの基礎を身に付けてから転職活動を行った方が希望が叶いやすいです。
そのような、Webデザイナーに必要な知識やスキルを身に付ける方法をご紹介します。
デザイン専門のスクールに通い、資格を取得し就職する
まずは、デザイン専門のスクールに通って、必要なスキルを学ぶという方法があります。優れた教材・カリキュラムや講師によって、効率よく短期間で知識やスキルを身に付けることができます。
さらに授業を受けながらWebデザイン系の資格を取得すれば、就職・転職活動で有利になります。ネットで資格を探してみると、「Webデザイナー検定」、「Webクリエイター能力認定試験」等、たくさん見つかります。
どの資格を取ればいいのか迷う方には、「ウェブデザイン技能検定」をおすすめします。
これはWeb業界唯一の国家資格であるため、履歴書や職務経歴書で強いアピールになります。
独学で勉強しながら現場で働く
次に、独学で勉強する方法です。今はWebデザインを独学で勉強する方向けの書籍が非常に充実しており、さらにWebサイトや動画を使って無料で学ぶこともできます。
Webデザインの勉強をしながら、関連する資格の勉強もすれば効率的にスキルアップができます。おすすめの資格はやはり「ウェブデザイン技能検定」です。
独学での勉強と並行して、未経験でも採用されやすいアルバイトや派遣社員として働くことで、実践的なスキルを学ぶという道もあります。まずは簡単な仕事から少しずつ実績を積んでいけば、数年後には正社員への道が開けます。
女性専用Webデザインスクール【WeRuby(ウィルビー)】がおすすめ!
どのスクールを選んだらいいのかわからない方や、独学で勉強を始めてみたものの不安に感じたりやる気が続かない方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、女性専用のWebデザインスクール「WeRuby」(https://weruby.jp/)をご紹介します。
知識ゼロの方でも、わずか3カ月でWebデザインの基礎を習得することができ、これまで多くの方たちのキャリア形成を支えてきました。
スキルを身に付けるだけでなく、実績作りや転職も丁寧にサポートしてもらえます。
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まとめ
今回は、「Webデザイナー」についてご紹介しました。
・近年、Webデザイナーの需要が高まっている。
・WebデザイナーはWebサイトの見栄えを良くするだけでなく、ユーザーにとって使いやすいものを作成することが重要である。
・仕事内容は、クライアントとの打合せから始まり、Webサイトの構成やレイアウトを考え、素材作成やコーディングまで行う。
・Web制作に直接必要なソフトウェアのスキルだけでなく、クライアントの意向をくみ取ったり自分から積極的に提案したりするスキルも必要とされる。
・未経験でもWebデザイナーになることはできるが、最低限必要な知識を身に付けてから転職活動を行った方がよい。
・知識やスキルを身に付ける方法としては、WeRuby等のスクールに通う方法と独学で勉強する方法がある。また、Webデザイン系の資格、特に国家資格である「ウェブデザイン技能検定」を取得すれば、就職・転職活動で有利になる。
Webデザイナーが必要とされる場面は多く、実績を積んでスキルを磨いていけば、高収入も夢ではありません。
実際、クラウドソーシングサイトではWeb制作の仕事は桁違いの高報酬となっています。少しでも興味を持たれた方は、目指してみてはいかがでしょうか。