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公開:2024.2.17 公開:2024.2.17

フロントエンドエンジニア未経験者向けの転職成功術!スキルや勉強方法を解説

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近年、スマートフォンの急速な普及と、コロナ禍による社会全体のデジタルシフトの進展により、Webサイトの数が増加し、Webアプリケーションも次々に開発されています。
そうした社会の流れを受けて、フロントエンドエンジニアという職種の需要は高まっています。
今回は、フロントエンドエンジニアについて、仕事内容や必須スキルとその習得方法、そして未経験からの転職方法について、ご紹介します。
未経験からでも、フロントエンドエンジニアに転職することは可能です。

未経験可!フロントエンドエンジニアとは?

「フロントエンドエンジニア」とは、Webサイトの「ユーザー側で作動する部分(フロントエンド)」の設計・構築をする職種です。

Webサイトで、ユーザーが目にするブラウザの画面や、その画面を表示する仕組み等の全ての開発を担当します。ユーザーが直接触れる部分に携わるため、Web制作において、フロントエンドエンジニアの果たす役割は非常に重要です。
このフロントエンドエンジニアは、未経験からでも転職することはできます。近年はフロントエンドエンジニアの需要が高まっているため、OJTによる自社での育成に力を入れる企業が増えているからです。

しかし、未経験でも最低限の知識とスキルを身に付けておくと、転職活動がよりスムーズに進みやすくなります。

 

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事は、簡単に言うと、「Webデザイナーが作成したデザインを、ブラウザ上に表示させること」です。 メインとなる仕事は以下の3つです。

① UI/UX設計

Webデザイナーやバックエンドエンジニアと相談しながら、WebサイトのUI(ユーザーインターフェース)設計とUX(ユーザーエクスペリエンス)設計を行います。特に、ユーザーの使いやすさを意識しなければなりません。

② マークアップ

Webページの「タイトル」「見出し」「段落」といった文書の要素にタグをつけて、意味や役割を定義します。HTMLで文章や画像を配置して、CSSで配色や文字のサイズ等を設定します。

③ プログラミング

アニメーションやポップアップの表示等、Webサイトに動きをつけるため、JavaScriptを使って実装します。

フロントエンドエンジニアが向いている人

フロントエンドエンジニアという仕事に興味を持ち、頑張って勉強をして転職しても、適性が無ければすぐに辞めてしまうこともあり得ます。
そこで、フロントエンドエンジニアには、どのような人が向いているのか見ていきます。

1 周囲と協力して物事に取り組むことが好きな人

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーやバックエンドエンジニア等の他の職種の人と連携しながら仕事を進めなければなりません。

さらに、クライアントやチームメンバーとの打ち合わせも頻繁に行います。そのため、周囲とコミュニケーションを取りながら、協力して物事に取り組むことが好きな人が向いています。
コミュニケーションスキルを高めることで、人から話を聞き出すスキルや、積極的に提案するスキルも磨くことができます。

2 知識やスキルをアップデートできる人

フロントエンドエンジニアは、日頃から勉強を怠らず、知識やスキルをアップデートできる人が向いています。Web業界は技術の進歩が非常に速いため、数年前までの常識がいつの間にか通用しなくなっていることも多いです。
また、Webデザインのトレンドも日進月歩で移り変わるので、常に多くのメディアと接し、情報のアンテナを張っておかなければなりません。
最先端の知識やスキルを学び、取り入れる柔軟性を持つことが重要です。

3 ユーザー目線で開発し試行錯誤できる人

フロントエンドエンジニアは、ユーザー目線で開発し、改善のために試行錯誤できる人が向いています。
WebサイトやWebアプリケーションで、ユーザーが直接見たり触れたりする部分を開発するため、「ユーザーが見やすいか、使いやすいか」を常に意識しなければなりません。
また、動作テストとデバッグ作業も、フロントエンドエンジニアの重要な仕事であり、それらを何度も繰り返して、より良い成果物を作り上げなければなりません。

フロントエンドエンジニアの年収と研修制度は?

厚生労働省のデータによると、フロントエンドエンジニアの平均年収は550万円(令和4年)です。国税庁のデータによると、日本の正社員の平均年収は508万円(令和3年)なので、フロントエンドエンジニアの年収は平均より高いといえます。
フロントエンドエンジニアの研修制度としては、通常の会社員と同じく、社内研修と外部研修があります。
社内研修は、プログラミングやIT全般の基礎知識等を、座学や実践を通して先輩社員や外部講師から学びます。新卒の場合は、さらにビジネスマナーも加わります。
外部研修は、数時間から数日間、研修施設やオンラインで受講します。現役ITエンジニアが講師となり、基礎から実践的な内容まで、フロントエンドエンジニアに必要な知識を学びます。
【参考データ】
・「厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag
・「国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査

フロントエンドエンジニアに求められるスキル

フロントエンドエンジニアに求められるスキルには、先述の「向いている人」で挙げたコミュニケーション能力等以外にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、特に業務内容に直接かかわり、最低限身に付けておくべきプログラミング関連のスキルについて、ご紹介します。

1 HTML5&CSS3

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが設計したデザインを基に、HTMLやCSSを使ってWebページの実装を行います。それぞれ「HTML5」、「CSS3」が現在の標準バージョンです。
HTMLは、ファイル内に書き込まれたデータがどのようなものか、コンピュータに伝えるマークアップ言語です。見出し、本文、画像、動画等の種類を伝え、ブラウザ上に表示させます。
CSSは、Webサイトの見た目を整えるスタイルシート言語です。HTMLだけでデザインすると、コードが複雑になりますが、CSSを使うと簡略化できます。
HTMLとCSSは、「直感的に理解しやすい」、「学習環境が充実している」等の理由で、IT初心者が最初に学習すべき言語とされています。

2 JavaScript&jQuery

JavaScriptは、動的なWebページを作成するために使われるプログラミング言語です。スライドショーやポップアップ、アニメーション等、さまざまな機能の実装ができます。

現在は動的なWebページが一般的なので、フロントエンドエンジニアの必須スキルとなっています。
jQueryは、JavaScriptのライブラリです。JavaScriptで記述量が膨大になってしまう場合でも、jQueryを用いると簡略化できます。こちらも、フロントエンドエンジニアの必須スキルです。

3 JavaScript&Webアプリケーションフレームワーク

フレームワークとは、使用頻度の高いコードをあらかじめ備えた開発ツールです。これを使うことで、「作業効率の向上」「ソースコードの統一性」等のメリットがあり、Web制作の現場では欠かせません。そのため、フロントエンドエンジニアにとって必須のスキルです。
JavaScriptのフレームワークは種類が多いですが、React.jsとVue.jsが多くの企業で利用されているので、迷ったらこの2つから習得することをおすすめします。
他のWebアプリケーションフレームワークについては、例えば、CSSのフレームワークであるBootstrap等の使用頻度が高いです。これを使えば、初心者でも簡単に、見た目が良くユーザーが使いやすいデザインのWebサイトを作ることができます。

フロントエンドエンジニアにおすすめの勉強方法!

上述のフロントエンドエンジニアに求められるプログラミング関連スキルについて、未経験者の場合は自ら積極的に学ばなければなりません。
そこで、フロントエンドエンジニアにおすすめの勉強方法について、ご紹介します。

1 書籍・参考書で学ぶ

まずは、市販の書籍や参考書で学ぶ方法です。楽天市場等の電子商取引サイトにて、「HTML」等で検索すると、数多くのテキストがヒットします。以下、未経験者や初心者の方におすすめのテキストを3冊ご紹介します。
① 1冊ですべて身につく HTML&CSSとWebデザイン入門講座
HTML/CSSの初心者向けの本として定番で、解説が非常に丁寧でわかりやすいです。実際にWebサイトを作りながら学べます。

② 確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
解説がわかりやすくイラストも豊富で、JavaScriptの初心者でもスラスラ読み進められます。実際にコードを書きながら読むことで、理解が深まります。

③ jQuery 最高の教科書

JavaScriptの知識のない方でも読み進められます。jQueryの基礎から上級レベルのスキルまで身に付けることができます。HTML/CSSの基礎知識を身に付けてから読むことをおすすめします。

2 学習サイトで学ぶ

次に、学習サイトで学ぶ方法です。現在、無料で学べるプログラミング初心者向けのWebサイトはたくさんあります。形式は「テキスト」、「動画」、「ゲーム」の3つに大きく分けられます。
無料プランでは初級レベルまでで、有料プランにすると中級から上級レベルまで学べるサイトが多いです。有料プランでも月額1,000円程度です。
以下、未経験者や初心者の方におすすめのサイトを2つご紹介します。

① Progate https://prog-8.com/
形式 テキスト
料金 無料プランは初級レベルまで

有料プランは12カ月一括払いで11,880円、月額にすると990円

② ドットインストール https://dotinstall.com/
形式 動画
料金 無料プランは初級レベルまで

有料プラン月額は1,080円

 

3 プログラミングスクールで学ぶ

3つ目は、プログラミングスクールで学ぶ方法です。スクールのメリットには、「効率よく学べる」「質問を受け付けてくれる」「転職支援も受けられる」といったものがあります。
以下、おすすめのスクールを2つご紹介します。

① TECH CAMP https://tech-camp.in/expert
期間 10週間~
料金 月額19,600円~
サポート 転職できなければ全額返金保証あり
②侍エンジニア https://www.sejuku.net/
期間 4週間~
料金 月額4,098円~
サポート 転職できなければ全額返金保証あり

30代でも可能!未経験からの転職方法!

ここでは、未経験からフロントエンドエンジニアに転職する方法の、一連の流れをご説明します。20代ならば、若さとポテンシャルを買われてプログラミング未経験の方でも採用される可能性はあります。しかし、30代以降はどの業界でも即戦力が求められます。そのため、「何をどれだけ勉強してきて、何ができるか」をアピールすることが重要になります。

1 プログラミングを習得する

まずは、必須スキルであるプログラミング関連のスキルを習得する必要があります。先述のように、勉強方法には「本を読む」「学習サイトを使う」「スクールを使う」といったものがあります。しかし、転職活動で「こんな本を読んで勉強した」「○○というスクールに通った」とアピールしても、どれだけの知識やスキルがあるのか、採用担当者は判断しにくいです。
そこで、資格を取得すれば客観的に知識やスキルを判断できます。例えば、以下のような資格が業務内容と関連が深いのでおすすめです。

  • HTML5 プロフェッショナル認定試験
  • Web クリエイター能力認定試験
  • ウェブデザイン技能検定
  • PHP 技術者認定試験
  • CIW JavaScript Specialist

2 フレームワークに触れてポートフォリオを作る

プログラミングの勉強と並行してフレームワークの勉強もしておくと、「即戦力アピール」になります。フレームワークとは、使用頻度の高いコードをあらかじめ備えた開発ツールです。効率の良い開発のためには不可欠です。特に、CSSやJavaScriptのフレームワークは業務でよく使用します。
ここから転職活動の話になります。
IT業界では、転職時にポートフォリオの提出が求められることが多いです。プログラミングの知識を身に付けたら、ポートフォリオとしてWebサイトを作成しましょう。ただし、凝ったものを作る必要はなく、「自分はこんな言語を勉強して、こんな機能を実装することができる」とアピールできれば十分です。「ポートフォリオ」と並行して、「履歴書」と「職務経歴書」も作成しておくと、転職活動はスムーズに進行しやすいです。

3 エンジニア向け転職サイトに登録する

ポートフォリオの作成までできたら、本格的な転職活動をスタートさせます。現在は、無料の「転職エージェント」を使った転職活動が主流です。IT特化型の転職エージェントもあります。
キャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれるうえ、応募書類の添削等までしてくれます。また、登録後は毎日のように求人紹介メールが届きます。複数のエージェントに登録することで、希望する条件に合った会社に転職できる可能性が高まります。

フロントエンドエンジニアの未経験向け求人情報を解説

「総合型の転職エージェント」よりも、「IT特化型の転職エージェント」の方が、キャリアアドバイザーが業界を熟知しており、適切なアドバイスを受けられ、求人紹介数も多いです。

1 Geekly

公式サイトによると、これまで13,000件以上の転職支援実績を誇り、専門アドバイザーは100名以上在籍している、IT・Web・ゲーム業界に強い転職エージェントです。
注意点は、東京と大阪の求人に偏っていて、地方の求人数が少ないことです。
インターネットでの評判は概ね高く、「年収が大幅にアップした」という声も多いので、おすすめの転職エージェントです。

2 マイナビIT AGENT

公式サイトによると、システムエンジニアの求人件数は18,000件以上、非公開・独占求人数は5,000件以上を誇る、IT・Web業界に強い転職エージェントです。
インターネットでの評判は概ね高く、「対応がスピーディ」、「サポートが手厚い」という声も多いので、おすすめの転職エージェントです。

フロントエンドエンジニアのキャリアパス

フロントエンドエンジニアは、キャリアパスの選択肢が多い職種です。
Webサイトの制作は、WebデザイナーやWebディレクター、バックエンドエンジニア等、様々な職種のメンバーと連携しながら進めなければなりません。

実務を通じてWeb制作全般の知識はもちろん、バックエンド開発、SEO(検索エンジン最適化)等の知識も身に付きます。そのため、将来の仕事の選択肢も広がっていきます。
具体的には、以下のような職種ならば、経験を活かすことができます。もちろん、フロントエンドエンジニアとしての道を究めるという選択肢もあります。

  • バックエンドエンジニア
  • フルスタックエンジニア
  • Webデザイナー
  • Webディレクター
  • Webマーケター
  • UI/UXエンジニア

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これからフロントエンドエンジニアを目指す方や、未経験で転職したばかりの方は、HTML/CSSやJavaScript等について、勉強する必要があります。しかし、市販テキストや学習サイトで独学しようとしても、行き詰まってしまうこともあります。その場合に、プログラミングスクールを利用すれば実績に裏打ちされたカリキュラムで一流の講師から丁寧な指導を受けることができ、学習がはかどります。懸念される点は、スクールを利用すると通常は数十万円という高額な受講料がかかることです。ところが、就職直結型ITエンジニアスクール「ProgrammerCollege」は、「受講料が完全無料」なうえに、「正社員エンジニアとしての就職をサポート」までしてもらえます。未経験からでも2カ月でITエンジニアとして就職することが可能で、すでに4,000人以上の卒業生が第一線で活躍しています。
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まとめ

今回は、未経験からのフロントエンドエンジニアへの転職についてご説明しました。
・「フロントエンドエンジニア」とは、Webサイトの「ユーザーが直接触れる部分」を作成する職種で、仕事内容は、設計・マークアップ・プログラミングがメインである。
・周囲とコミュニケーションが取れる人や勉強を怠らない人、ユーザー目線で開発できる人が向いている。
・HTML/CSSやJavaScript、フレームワークのスキルは必須で、それらの勉強方法には、「テキスト」、「学習サイト」、「スクール」といったものがある。
・未経験からの転職の流れは、まずはプログラミングを習得し、ポートフォリオを作成して、転職エージェントに登録する、というものである。
・フロントエンドエンジニアは、仕事を通して幅広い知識が身に付くので、キャリアパスの選択肢が多い。
フロントエンドエンジニアは、成果物が世界中の人の目に触れることから、やりがいのある仕事です。未経験からの転職は簡単ではありませんが、ポートフォリオや保有資格で意欲を示すことで、転職できた方も多いです。興味を持たれた方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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