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更新:2024.6.10
公開:2023.10.20
更新:2024.6.10
公開:2023.10.20

AI出現でもなくならない?経理事務!今後も経理事務でずっと働きたいときに必要なスキルとは?

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事務職にはたくさんの種類があるのをご存じですか?

求人をみると、「一般事務」「総合事務」のほかに「医療事務」「人事事務」「学校事務「経理事務」「営業事務」など、多くの事務職が見つかるでしょう。

主に書類作成や整理、データ入力、電話や来客の応対などの業務を担うポジションである事務職ですが、扱うデータの種類によって専門性が分かれています。

今回は、経理事務に焦点を当てて解説していきます。

経理事務とはどんな仕事?

経理事務と他の事務職との違いはなに?

経理事務の仕事内容

経理事務は、主に会社のお金の出入りの流れを記録し、管理する仕事です。

その日の現金や預金の動きと残高の確認、伝票の発行、経理システムへ入力、社員の建て替え費用の生産などが日ごとの仕事にあたります。月に一度は、取引先との取引に関する入金や支払い、また未収金や未払い金などの確認に努めます。社員の給与計算や月次決算も行わなければなりません。更に、年次の決算や税務申告、年末調整も経理事務の仕事です。重要で専門性の高い仕事だと言えるでしょう。

会計事務の仕事内容

会計事務は会社全体のお金を管理する仕事です。

毎日のお金を管理する経理事務と比べて、会計事務のほうが少し幅広い業務を行う必要があります。会計事務所・税理士事務所では、「会計事務」という呼び方を使う傾向があります。他社の企業をクライアントとし、会計帳簿の作成を代行や確定申告の代行など、企業のお金にかかわる業務をチェックする為です。自社の業務であれば、会計事務の仕事内容は、経理事務とほとんど同じです。

多くの会社が経理部門で会計業務を一緒に行っています。

経理事務の魅力とは

・経理面で組織運営に関わる仕事ができる

経理事務は、組織運営に携われる仕事です。これは経理事務の魅力ともいえます。経理事務の仕事では、収支や決算など、経営に関する実際の数字やその変動を目の当たりにすることができます。この数字が経営方針にも大きく関わってくることが、経理事務ならではの魅力といえます。

 

・転職や独立などキャリアパスの幅を広がる

経営をする上で必要不可欠な経理は、どのような企業にも需要があります。実務の経験を積んでいくと、転職を考えたときにも、実務経験があることが有利になります。他業種への転職も可能だけでなく、フリーランスとしての独立も視野に入れられるようになります。

 

・法律をはじめとした多方面の知識が身に付く

経理事務をしていると、経理だけの知識だけでなく、税金の申告や会計監査などの法律の知識も得られます。また、決算時の資料は、社内だけでなく外部にも公表されるものなので、見やすい資料の作成方法を学べ、自身が作成したものを、多くの人が目にする機会を経験することで、やりがいや成長を感じられます。

経理事務がなくなるといわれる理由?

AIやDXが推進されている中、経理の仕事がなくなるといわれることがあります。その理由はどんなことがあるのでしょう。

AIやRPAがやってくれる

文書や画像生成のAIが話題になり、社会でも活用されている中、経理の仕事もAIを利用したり、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で自動化され、業務の効率化が図られています。 また、経理事務は、正確性が求められている仕事なので、AIやRPAの導入によってヒューマンエラーが防げるというのは、企業にとっては大きなメリットになります。

このままAIやRPAの導入が進んでいけば、これまで人の手で行ってきたことがすべてシステム化し、その分人手が削減されることになっていきます。

DX化で進むペーパーレス化

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル技術を用いて業務改善を図っていくことです。これにより、社会全体でペーパーレス化が推進されています。

経理業務においてもDX化は進められており、領収書や請求書の発行、それらを管理するためのファイリングなど、これまで多くの時間と人の手ををかけてきたことが、コマンド一つ入力するだけですべてが完結するようになります。

それでもなくならない経理事務のなぜ?

いくらAIやRPAによって、業務の効率化が行われたとしても、経理事務の仕事は無くなることはありません。それは、人間にしかできないことも多いからです。

AIの作業を判断するのは人

高度な処理能力があるAIをもってしても、できないことがあります。それは、AIが行ったことが正しいかどうか判断することです。AIの精度は非常に高いものですが、全くミスがないというわけではありません。最終的な確認作業は現状では人が行うしかありません。

また、AIは、プログラムされたルールに則ってデータの自動処理を行い、その正確性も非常に優れたものです。しかし、そのデータ元を用意すること、判断することは経理に関わっている人間にしかできないので、経理業務を人が行うことは今後もなくならないといえるでしょう。

イレギュラーな対応をするのも人の手

経理事務のしごとは定型化されているものが多いですが、四半期決算など、イレギュラーな対応もあります。このようなイレギュラーな業務は定型化されていないことが多く、そのためAIやRPAでは対応できないのです。また、いくらペーパーレス化が進められていても、紙でなければいけないものも多くあります。それらの処理をする業務は、人の手がなければできません。

専門的知識が必要な業務

経理業務を行うには、税制やデータの保存方法など、専門的な知識も必要です。特に法改正は毎年のように行われるため、それに対応するのは人でなければできません。また、データの分析や改善策、それを元にした経営戦略を考えるのは人でなければできません。

 

これらの事から、経理事務の仕事は今後もなくならないと言えるでしょう。それと同時に、私たち人もイレギュラーに対応するべく、新しい知識を得たり、スキルを磨いていかなければいけません。

生き残るために有効な資格2選

日商簿記検定

企業の経営を記録、計算、整理をして経営成績と財政状態を明らかにします。会計知識はもちろん、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。

【受験料】原価計算初級2,200円、簿記初級2,200円、3級3,300円、2級5,500円、1級8,800円

公式サイト:日本商工会議所

 

ファイナンシャル・プランニング技能士

厚生労働大臣の指定を受けて実施される国家検定です。経理の情報を元にした企業への提案、データの分析による業務改善の提案などもできます。

【受験料】3級8,000円、2級11,700円、1級20,000円

公式サイト:日本FP協会

経理事務の仕事に向いている人の特徴

経理事務の仕事に向いている人の特徴

それでは、経理事務の仕事に向いているのはどんな人でしょうか?
会社にとって重要なポジションである経理事務。お金に関する仕事なので、知り得た情報を外部に漏らすことは厳禁です。
のうえで、経理事務に向いている人のタイプを、具体的に3つ紹介します。

几帳面な人

会社のお金を管理するため、コツコツと細かい作業をミスなく行う必要がある為、几帳面さが重要となります。
決算業務や年末調整の際にはどうしても業務量が多くなるため、さらにスピードも必要になります。注意深く正確に入力することを心がけましょう。

入力や計算が好きな人

毎日入力や計算等、毎日数字を扱う業務を行います。収支の不一致を防ぐため1つでも数字や桁を間違えてしまうと大きな問題となります。
また、入力データを確認して分析する機会もあり、お金に関わる重要な仕事なので、間違いがないように集中して業務を行うことが重要となります。

スケジュール管理が得意な人

入金処理・支払い・経費の精算・請求書発行など、締め切りに追われる場面も多い仕事です。特に取引に関する入出金の扱いは、遅れれば会社の取引に影響が出ます。信用問題にも関わってくるため、これらの締め切りは厳守しなければなりません。毎日の業務に加え、月次・年次の決算も意識しながらスケジュールを管理し、滞りなく業務を進められるような先を見越したスケジュール管理が必要です。

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まとめ

まとめ

経理事務の仕事内容は、会社のお金を扱う重要な仕事です。入力はもちろん、計算もミスなく行う必要があります。毎日の業務だけでなく、月次・年次の業務も多いためスケジュールをしっかり管理する必要もあり、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。専門職としての業務が多く、AIが作成したものを最終判断するのも人です。しっかりとしたスキルを身に着け、パートから社員への転職、一般事務からのキャリアアップなどを考える際には、ぜひ経理事務を検討してみてください。

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