もっとおいしく食を楽しむ、毎日の食事に役立つ資格
スーパーに行けば、旬の野菜や果物、魚など、旬の食材がたくさん並んでいます。旬のおいしいものを食べたいけれども、去年と同じで代わり映えのないレシピになってしまう。例えば鍋料理でも同じ食材で同じ味つけをして同じ調味料で食べる。確かにいつもと同じ料理なら、味に失敗はありません。でも、ときにはちょっと変わったレシピを楽しみたいと思うことも。そんなお悩みの解消の一つとして、食に関する資格を取ってみてはいかがでしょう。食材の知識や栄養のこと、アレンジレシピなど、食の資格を取れば、毎日の食事もきっと楽しくなることでしょう。
目次
毎日の食事で栄養は取れている?
毎日いろいろな食材を使って料理を作り食べていますが、その栄養は気にしたことがあるでしょうか。
好きなものばかり食べたい!でも栄養も気になる
毎日仕事と家事、育児で忙しいから、食事は好きなものを好きなだけ食べたい!と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、好きな物ばかり食べていては、栄養が偏ってしまい、健康に悪い影響が出てしまうかもしれません。なんだか最近肌の調子が悪い、身体が疲れやすいなどの身体の不調も、もしかしたら食事の栄養バランスが偏ってしまっているのかもしれません。
では、栄養バランスとはどういうことかというと、米やパン、麺類などの主食と魚や肉、大豆製品などを使った主菜、野菜を使った副菜をバランスよく摂ることです。これは三大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質を考えた食事のことで、これにビタミンやミネラルなどを合わせた五大栄養素をきちんと摂るように心がけることが望ましいです。
しっかり栄養を摂って冬の寒さに備えよう
栄養バランスのよい食事の次に、考えてほしいのが、寒い冬を乗り切るための食事です。冬は身体を温める食材を使って、寒さ対策をしておきましょう。体が冷えて空腹になると、より一層寒さを感じやすくなります。食事を摂ることで、消化のために胃腸が働き、それによって体温が上がって身体が温まってきます。そこに身体を温める食材を使えば、より身体が温まりやすくなります。ただし、食べ過ぎは逆効果になることがあります。食事を食べ過ぎると、身体が食べたものを消化しようと、消化器に血液が集まっていきます。そうすると、手足などほかの部分に血の流れが行き渡りづらくなってしまい、手足の冷えの原因になることがあります。特に糖質や脂質のとりすぎは血液中の中性脂肪を増やし血液がドロドロになるため、血の流れを悪くしてしまう原因になるので、冷えない体をつくるには、糖質や脂質の多いものを食べ過ぎないように注意しましょう。
冷え対策食事のポイント
食事で身体が冷えないようにするポイントはいくつかあります。
ポイント1.朝食はしっかり食べる
人が一番体温が低くなるのは、朝起きた時です。朝食を摂ることで胃腸の働きを高めて身体を温め、上がった体温は夕方にかけて緩やかに上昇し、夜に向かって少しずつ下がっていきます。朝食を抜くことで、体温がしっかり上がらず、冷えを感じやすくなってしまいます。
ポイント2.タンパク質を積極的に摂る
タンパク質はエネルギー源です。エネルギーを生み出す時に熱を発生させることで、身体が温まります。また、タンパク質は筋肉の元になる栄養素です。タンパク質を摂ることで、筋肉量のアップに繋がるとともに、基礎代謝もアップします。筋肉をつけることは冷え対策にも有効なので、肉や魚などのたんぱく質が豊富な食材を積極的摂るようにしましょう。
ポイント3.身体を温める食材を使う
食べ物には、身体を温めたり冷やしたりなどの働きがあります。冬が旬の食材は身体を温める働きがある食材ばかり。大根やごぼう、にんじんなどの根菜類は身体を温める働きがあり、メイン料理やみそ汁などの具材に使って、身体を内側から温めるようにしましょう。
食に関する資格をとって、健康維持に活かそう
昨日は肉を食べたから、今日は魚。最近野菜が少ないから野菜を多めに摂ろう。というように、毎日栄養バランスが偏らないように料理を作っている人も多いことと思います。そこに、食に関する知識があると、さらに健康的な食生活が送れます。食材の知識だけでなく、その栄養やレシピなどを身につけていくことで、食事を作るのも食べるのも楽しくなるでしょう。では、食に関する知識はどのように身につけていけばいいのかというと、資格を取るのがおすすめです。資格を取ることで生活にも役立つ知識が増えるだけでなく、キャリアアップにも繋がる可能性も出てきます。次におすすめの資格を紹介していきます。
食に関する資格おすすめ6選
食に関するおすすめの資格をピックアップして紹介します。
食生活アドバイザー
栄養素の働きや病気予防のための食事、運動や休養との関係などを学びます。さらに、食品表示の見方や調理のヒント、食のマナーまで、日常生活に役立つ知識が身につきます。家族の健康維持におすすめの資格です。
公式サイト:https://flanet.jp/juken/
フードコーディネーター
料理だけでなく、食文化、安全、マナーなど、食に関する知識を学びます。家庭の食事をもっと楽しくするアイデアが広がり、パーティーやレストランのメニュー開発、食を使ったイベントの企画など、食のクリエイターとして活躍できる可能性も広がります。
公式サイト:https://www.fcaj.or.jp/
食育インストラクター
何をどのように食べたら健康に良いのか、を学びます。安全でおいしい食材の選び方や栄養バランスの取れた食事の作り方など、日常生活でも役立ちます。さらに、食糧問題にも触れることで、食を通して、社会にも貢献できるようになります。
公式サイト:https://www.npo-shokuiku.com/shikaku/
家庭料理技能検定
家庭料理を通して、食に関する知識や技術を深めるための検定試験です。小学生から大人まで、誰でも受験でき、食文化 や 食生活 について学ぶことができます。子どもは食に関する興味を深め、大人はスキルアップにもなります。
公式サイト:https://www.ryouken.jp/
マクロビオティックセラピスト
マクロビオティック基礎知識から、栄養学や美容への効果、食材の選び方、調理方法までを幅広く学びます。資格を取ることで、美容業界や飲食業界、医療・福祉の現場など、さまざまな分野で活躍できます。
公式サイト:https://www.jadp-society.or.jp/course/macrobiotic/
ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー
健康で美しい体づくりをサポートするための知識を身につけていきます。食事と運動について学ぶことで、どのような食事と運動をすれば健康と美容に効果的なのかという知識を深めることができます。
公式サイト:https://foodmanagement.jp/license/
健康な身体を作るには、毎日の食事が重要
私たちが活動するためのエネルギーや栄養素は、食べ物から摂取することが基本です。そのために心がけたい食生活について見ていきましょう。
ついつい食べ過ぎしてしまう季節
冬は、クリスマスや忘年会、新年会などイベントが多い季節です。そのため、つい食べ過ぎてしまって、次の日に後悔してしまうこともあります。毎日の食事で栄養バランスがよい食事をしていても、食べ過ぎは健康に良いことではありません。腹八分目を心がけ、ダラダラ食べ続けることもなるべく避けましょう。
理想的な栄養バランスが取れる和食
最近栄養が偏っているな、昨日食べ過ぎたなと思った時は、ぜひ和食を食べましょう。和食は、理想的な栄養バランスの食事といわれ、主食、主菜、副菜、汁物で構成されています。例えば、主食のご飯に魚の塩焼き、野菜たっぷりのみそ汁、根菜類の煮物といったように、野菜たっぷりの食事を心がけてください。また、和食は炭水化物や脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素が豊富に含まれる食材が使われているので、外食をするときにも、和食を選ぶようにしましょう。
規則正しい食事
規則正しい食生活とは、次の3つがポイントです。
1.栄養バランスの整った食事
2.1日3食を決まった時間に
3.適量食べる
仕事が忙しくなりがちな冬は、どうしても2や3が実行できず、朝食を抜いたり、休日は朝昼兼用だったり、つい食べ過ぎてしまうこともありますが、できるだけこの3つのポイントを心がけるようにしましょう。そして、自分の生活習慣を考えて、不規則になってしまいがちな習慣を見直して、自分に合った食事の量と栄養を摂るようにしましょう。
まとめ
美味しい食材が並ぶ季節、どうせなら、もっとおいしく健康に食べたいものです。食に関する資格を持っていれば、その知識を活かして、毎日の食事に活用できます。健康な身体を作るためにも、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。