ヨガ資格の種類と選び方!ヨガ資格の取得方法・注意点も解説
今は空前のヨガブームでヨガインストラクターの需要は高いです。
ヨガは女性の習い事ランキングでは常に上位に入り、手軽に心身ともに健康になる手段として人気が高くヨガスタジオの数も増え続けています。
ヨガスタジオのインストラクターになれば、自身も健康になりながら多くの人を健康に導くお手伝いができます。
今回は、ヨガインストラクターになるための資格(ヨガ資格)について、その種類や取得方法等についてご紹介します。
目次
ヨガ資格の概要
一昔前は国内ではヨガの実践者が少なく、「ヨガって火を吹いたり宙に浮いたりするやつ?」と怪しいイメージを持つ方も少なくありませんでした。
しかし、健康意識の高まりを追い風に2010年代から急速にヨガ人口が増え、ヨガの科学的効果が雑誌やテレビ番組で紹介されて大ブームが到来しています。それに伴いヨガインストラクターの需要も増えています。
ヨガインストラクターになる為に必ずしも資格は必要ではなく、資格なしでインストラクターとして働いている方もいます。しかし、資格を取得することで信頼が高まり仕事の幅も広がります。インターネットで検索すると、海外や国内のヨガ団体をはじめ様々な団体が認定する資格があることがわかります。迷ったら後述する認定機関の資格をおすすめします。
ヨガインストラクターの仕事内容
ヨガインストラクターの主な仕事は、レッスンを受ける生徒にヨガの正しいポーズや呼吸法等の指導をすることです。
そのため、ヨガ全般についての深い知識が必要なのはもちろん、わかりやすく指導するスキルも求められます。また、レッスン中は生徒が無理なポーズをしてケガをしないように、気を配る必要があります。
職場によっては生徒の指導以外にも、カウンセリングやレッスンメニューの考案、さらにはフロント業務や清掃、事務作業等も仕事内容に入ることがあります。
さらに独立してヨガスタジオを経営している方は、経営全般やスタッフの管理等の仕事もすることになります。
ヨガインストラクターになるには?
先述の通り、ヨガインストラクターになるためには必ずしも資格は必要ありません。しかし、資格を取得することで生徒からの信頼が高まり給与アップにもつながるため、取得するインストラクターは多いです。
何より、資格の勉強を通して正しい知識やスキルを習得することは、自身や生徒の安全のためにも必要です。また、指導方法についてもしっかり学べるので、様々な生徒のニーズに応じてプランを立て指導することができます。
さらに、資格を所有していると採用に繋がりやすくなり、採用後も積極的な資格取得を推奨するスタジオも多いです。
ヨガ資格の種類
ヨガ資格には様々な種類があります。それぞれ認定する団体が異なり、資格の目的や取得方法、そして費用・期間も大きく異なります。そのため、自分の目的に合う資格を慎重に選ぶ必要があります。
ここでは3つをご紹介しますが、これ以外にも本場のヨガをガッツリ学びたい方には「インド中央政府公認資格」をおすすめします。
1 全米ヨガアライアンス認定資格
まず、一番の主流である「全米ヨガアライアンス認定資格」です。全米ヨガアライアンスが認定するスクールで、一定時間のカリキュラムを修了することで取得できます。
「RYT(Registered Yoga Teacher)200」と「RYT500」の2種類が特に人気が高く、それぞれ200時間、500時間の受講が必要です。
RYT200は、ヨガの基礎や歴史、哲学、ポーズ、呼吸法から解剖学まで基礎的な内容を網羅的に学べます。RYT500は、より本格的な指導がしたい方におすすめです。
2 国内ヨガ団体のヨガ資格
次に、「国内ヨガ団体のヨガ資格」です。このうち特に有名なものが以下の3つの団体が認定する資格です。
① 日本ヨガ連盟
ヨガを通じて社会の福祉に寄与する目的で設立された団体です。養成講座修了後、認定試験に合格することで認定されます。
② 全日本ヨガ協会
ヨガによる健康社会の実現や医療・福祉現場へのヨガの導入を目指している団体です。資格は1級から3級まであり、各コースを修了後、認定試験に合格することで認定されます。
③ 日本ヨガインストラクター協会
ワンランク上の美容・健康・ストレス解消、インストラクターの技術向上を目的に設立された団体です。
資格は1級から3級まであり、各コースを修了後、1級と2級は認定試験に合格することで認定され、3級は試験無しで認定されます。
3 通信教育のヨガ資格
そして、「通信教育のヨガ資格」です。多くの民間企業やスクールが講座を開講しています。
通信講座の中には、全米ヨガアライアンス認定を受けていてRYT200等を取得できるものもあります。また、有名なスクールが開講しているものは、講師の質が高かったりサポート体制が充実していたりします。講座の受講から認定試験の受験まですべて在宅で完結できるものもあり、仕事や家事・育児等で忙しい方におすすめです。
通信講座では、スクールに通う場合と比べて実技の習得が難しく正しいポーズが身に付かない場合もあるので注意が必要です。
ヨガ資格取得のための方法
それでは、ヨガ資格取得のための方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
以下に代表的な方法を挙げますが、それら以外にも例えば海外留学等の方法もあります。特に、ヨガ発祥の地インドで資格を取得すれば、インストラクターとしての信頼度が高まります。
1 ヨガスクール
まず、ヨガスクールに通うという方法があります。
講師から直接指導が受けられ、わからないところは質問できる等のメリットがあります。
インターネットで目的の資格が取得できるスクールを探しますが、卒業生の声や通いやすさ、費用、カリキュラム等を総合的に勘案し、スクールやコースを選ぶことになります。
事前に無料体験や説明会でスクールの雰囲気を確認することもおすすめです。
スクールは、他の方法と比べて費用が高くなる傾向がありますが、丁寧な指導を受けながら基礎からしっかりと学びたい方にはおすすめです。
2 通信講座
また、通信講座で学ぶという方法もあります。
主にDVDやWeb教材またはオンラインでヨガを学びますが、テキストのみの講座もあります。近くにスクールが無くても、自分のペースで学ぶことができ、スクールと比べて費用が安く数万円で資格を取得できます。ただし、RYT200取得を目的としたものは、受講料はスクールに通う場合と同程度になります。通信講座では、環境的にモチベーションの維持や、正しいポーズを習得することが難しいというデメリットがあります。
3 合宿
そして、合宿でヨガ資格を取得するという方法もあります。
海外でなくても国内のリゾート地で日常生活から離れて朝から晩までヨガに没頭できます。人気が高いのは沖縄でRYT200取得を目的とした合宿では、期間は4日~10日程度、費用は30万~45万円程度です。豪華な宿泊施設が用意され、オフの時間は基本的に自由行動でリゾート気分を満喫できます。
合宿中はかなりタイトな講義スケジュールが組まれることもあり、RYT200取得目的の場合は、合宿後にプラスαでオンライン授業を受ける必要があります。
ヨガ資格取得におけるスクールの選び方
ヨガ資格取得のためにスクールを選ぼうとしても、数が多すぎて迷う方は多いです。自分が絶対に譲れない条件をよく考えて選ぶ必要があります。
例えば「スクールの信頼性」、「通いやすさ」、「期間・費用」、「カリキュラム」、「サポート体制」、「講師の質」、「振替制度等の有無」といったものです。
ここでは、RYT200の取得を目指している方がスクールを選ぶ際に重視すべき点をご紹介します。
1 信頼できるヨガスクールかどうか
まず、「信頼できるヨガスクールかどうか」という点です。
RYT200を取得したければ、認定スクールとして登録されているスクールを選ばなければなりません。
「RYT200取得も可能」と謳っているスクールでも、ヨガアライアンスのサイトで認定スクールとして登録されているかの確認をしておいた方が無難です。
また、インターネットで評価を調べたり、無料体験や説明会に参加したりすることもおすすめします。
2 講師の経歴や資格を確認する
次に、「講師の経歴や資格を確認する」ことも重要です。
スクールのサイトには、通常は「講師紹介」も掲載されています。そこで経歴と所有資格、実績等を確認します。
大手スクールでは全講師がRYT200やRYT500等の信用度の高い資格を所有していることも珍しくありません。しかし、資格を持っていない講師が多く在籍しているスクールもあります。
人柄や相性。教え方の丁寧さも重要ではありますが、資格を持っていない講師から正しいポーズを教えてもらえる保証はないとは言いきれない為、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
3 振替受講や補講があるか
そして、「振替受講や補講があるか」といった制度面の確認もしておきましょう。
RYT200の取得にはそれなりの期間が必要です。体調不良や身内の不幸等で講義を欠席せざるを得ない場合に、振替受講や補講で対応してもらえると安心です。
また、妊娠・出産や病気・ケガによる入院等で一時的に通えなくなった場合に休学制度はあるのか、引っ越し・転勤等の場合に他の系列校に転入できる制度があるのかも確認しておくことをおすすめします。
ヨガ資格を取得する場合の注意点
ここまでに紹介したもの以外にも、ヨガ資格は非常にたくさんあります。どの資格を取得するか選ぶ場合に、「取得する目的」が大きなポイントになります。受講料は安くないので、慎重に取得する資格を選びましょう。ヨガスタジオでインストラクターとして働きたいのならば、国際的に評価の高いRYT200を取得しておけば間違いありません。国内ヨガ団体の提携スクールで働きたい場合は、その団体が認定するヨガ資格の取得も有効です。
自身の健康や趣味のために勉強しておきたい方は、費用や期間の観点から通信講座で資格を取る事も一つの手でしょう。
ヨガ資格取得に必要な費用
ヨガ資格取得に必要な費用はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、「ヨガ資格の種類」で紹介したヨガ資格について、「養成講座の受講料(入学金含む)」と「認定試験の受験料」をまとめました。なお、登録料等が別途必要になる場合があります。
① 全米ヨガアライアンス認定資格
認定スクールにより異なるのでおおよその目安です。
RYT500 | 40~70万円 |
RYT200 | 35~60万円 |
② 国内ヨガ団体のヨガ資格
・日本ヨガ連盟
受講料と受験料の合計 | 249,450円 |
・全日本ヨガ協会
1級 | 受講料 473,000円 +受験料 33,000円 |
2級 | 受講料 275,000円 +受験料 22,000円 |
3級 | 受講料 143,000円 +受験料 11,000円 |
・日本ヨガインストラクター協会
1級 | 受講料 464,000円 +受験料 15,000円 |
2級 | 受講料 264,000円 +受験料 8,000円 |
3級 | 受講料 131,000円 |
③ 通信教育のヨガ講座
RYT200対応 | 20万~40万円 |
それ以外 | 3万~8万円 |
ヨガ資格取得に必要な期間
ヨガ資格取得に必要な期間はどのくらいなのでしょうか。ここでは、「ヨガ資格の種類」で紹介したヨガ資格について、取得にかかる期間をまとめました。
① 全米ヨガアライアンス認定資格
認定スクールにより異なるのでおおよその目安です。
RYT500 | 4~12カ月 |
RYT200 | 1~12カ月 |
② 国内ヨガ団体のヨガ資格
養成講座の受講時間を示します。
・日本ヨガ連盟 60時間
・全日本ヨガ協会
1級 | 80~115時間 |
2級 | 67.5時間 |
3級 | 47時間 |
・日本ヨガインストラクター協会
1級 | 60時間 |
2級 | 59.5時間 |
3級 | 38.5時間 |
③ 通信教育のヨガ講座
RYT200対応 | 1~12カ月 |
それ以外 | 1~6カ月 |
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まとめ
今回は、ヨガインストラクターになるための資格についてご紹介しました。
・インストラクターの主な仕事は生徒に正しいポーズや呼吸法の指導をすること。
・インストラクターになるには必ずしも資格は必要ないが、取得すれば生徒からの信頼が高まり昇給にもつながる。正しい知識・スキルを習得することで安全な指導ができる。
・資格は様々な団体が認定していて、例えば次のようなものがある。
① 全米ヨガアライアンス認定資格
一番の主流で、RYT500とRYT200の人気が高い。
② 国内ヨガ団体のヨガ資格
有名なのが日本ヨガ連盟、全日本ヨガ協会、日本ヨガインストラクター協会が認定する資格。
③ 通信教育のヨガ資格
民間企業が講座を開講。RYT200を取得できるものもある。
・取得方法は、例えば「ヨガスクール」、「通信講座」、「合宿」といったものがある。それぞれにメリット・デメリットがあり自分に合った方法を選ぶ。
・スクールを選ぶ際のポイントは、例えば「スクールの信頼性」、「講師の質」等で、譲れない条件を重視して選ぶ。
現在もヨガ人気は急上昇しており、今後もさらにヨガ人口は増えていくと見込まれヨガインストラクターの将来は明るいです。少しでも興味を持たれた方は、ヨガ資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。