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公開:2024.2.20 公開:2024.2.20

ITエンジニアの転職先は?将来性や年収についても徹底解説!

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「ITエンジニアの転職先は?」
「ITエンジニアに将来性はあるのか?」
などの疑問をお持ちではないでしょうか。ITエンジニアの転職先は多くあります。あなたに合う転職先を見つけるには、転職できる職種の各特徴や、必要なスキルを把握しておく必要があります。
そこで今回は、ITエンジニアの転職先について解説します。ITエンジニアが転職する理由や各職種の特徴についても解説していますので、ぜひご参考にしてみてください

ITエンジニアが転職する理由

ITエンジニアが転職を考える理由は複数あります。ここからはITエンジニアが転職する理由について解説します。

将来の不安

ITエンジニアが転職する理由の一つに将来の不安が挙げられます。この将来の不安は二つの側面から生じています。
一つ目は、技術の急速な進化による、自身のスキルの遅れです。IT業界は急速に進化しており、現在持ち合わせているスキルが数年後には時代遅れとなってしまうことが多くあります。
そのため、ITエンジニアは常に最新の技術を学び続けなければなりません。しかしながら、技術を習得する機会を逃している場合、自身のスキルの遅れが将来への不安と結びついてしまう場合があります。

二つ目の側面は、勤めている会社への不安です。IT業界は、競争率が激しいため、企業が長期間生き残るのは大変困難です。そのため、自分が勤める会社が、事業の成功が見込めない場合、将来への不安を感じてしまいます。
これらの将来の不安が、ITエンジニアが転職する動機の一つとなります。

給与面での不安

ITエンジニアは給与面での不安を感じたとき、転職を考える場合があります。自身のスキルや貢献度に見合った給与が得られていないと給与面での不安を抱く原因となります。
同じ業界で働く他のエンジニアと比べて給与が低い場合、自身のスキルが正当に評価されていないと感じ、転職をしたいと考える人もいるでしょう。

また、給与上昇の見込みが低い場合にも、転職する理由となることがあります。会社によっては、給与がスキルや成果に応じて上昇することが難しい場合もあるため、そのような場合は、転職を考える動機となる可能性があります。

スキルアップしたい

ITエンジニアが転職を考える理由の一つとして、スキルアップを望むことが挙げられます。同じ会社に勤めていると、指定された技術のみの開発が主な業務となり、スキルが固定化される場合があります。これにより、新しい技術の習得が難しくなるのです。
これらの理由から、新しい技術や開発環境に触れることができる企業への転職を検討するエンジニアも多いと考えられます。

ITエンジニアが転職できる職種

ITエンジニアが転職できる職種は多数あります。ここからは、ITエンジニアが転職できる職種について解説します。

プロジェクトマネージャー

IT業界のプロジェクトマネージャーは、システムやアプリケーションの開発プロジェクトを統括する重要な役割を担います。プロジェクトマネージャーは、クライアントや現場のエンジニアと頻繁にコミュニケーションをとる必要があるため、高いコミュニケーションスキルが必要です。
さらに、マネジメントスキルも求められ、人材、予算、資源などを適切に管理する能力を意味しています。プロジェクトマネージャーは、物事を多角的に考えられる人、多くの人と関わりを持ちたい人、リーダーシップをとれる人が向いています。

ただし、プロジェクトマネージャーは、マネジメント業務が主となるため、技術的なスキルを深く追求する機会が少なくなります。そのため、転職先でスキルアップを望む人は注意が必要です。

プログラマー

プログラマーは、特定のプログラミング用語を用いて、ソフトウェアやシステムを開発する職種です。一般的にはプログラミングに特化した職種といえますが、必要に応じてシステムエンジニアとともに、設計の段階から参加するケースもあります。
プログラマーに転職することで、新たなプログラミング言語や開発手法などを習得する機会が増えるため、スキルアップしたい方にも向いている職種です。

プログラマーのスキルは、のちにシステムアーキテクトやプロジェクトマネージャーなどの、上流工程を担当するエンジニアへと活かすことができます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客のニーズに基づき、最適な仕様のシステムの設計、開発などを行う職種です。ITエンジニアとして培ったスキルは、システムエンジニアとしても十分活かすことができます。
システムエンジニアは、顧客の声を直接受ける立場にあるため、的確なシステム構築のために、プログラミング全般の知識や経験を備えていることが重要です。

システムエンジニアとしての経験を積むことで、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど、さらなるキャリアアップの道が広がる可能性もあります。

Webエンジニア

Webエンジニアは、ITシステムやアプリケーションなどの設計や運用、保守など、トータルでカバーするWeb開発全般を行う職種です。業務の範囲は企業によって異なります。中には、企画から設計、マーケティングまで担うWebエンジニアもいます。

アプリなどのWebサービスはユーザーの反響が届きやすいため、Webエンジニアは、多くの人の役に立っていることが感じられる職種です。
厳しい声も中にはありますが、ユーザーの評価を直接感じられるので、人の役に立ちたい人や、スキルアップしたい人に向いている職種といえるでしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットの構築や保守、管理を行う職種です。インターネットの快適な通信環境を構築するのも、ネットワークエンジニアの仕事となります。
また、ネットワークに障害が発生した場合の復旧作業や、メーカーの保守期間が切れた機器の交換作業なども業務内容に含まれます。

ネットワークエンジニアはチームで動くことが多いため、コミュニケーション能力が高く、協調性がある人に向いています。

AIエンジニア

AIエンジニアは、AIを使ったシステムを開発、データ解析などを行う職種です。AIの開発だけにとどまらず、開発後はデータをAIに学習させていく必要があります。学習させた後はAIが抽出したパターンやルールを使ってデータを分析し、状況判断を行います。

AIエンジニアには、AI開発につかうプログラミング知識が必要となります。また、AIのプログラムには、確率論や、統計学などの数学的知識も必要です。今後、AIエンジニアのニーズはさらに高まっていくとされています。
AIエンジニアは幅広い知識が必要となるため、転職を考えるのであれば、必要なスキルを習得しておくことが重要です。

ITエンジニアや他のIT関連産業の平均年収

ITエンジニアの平均年収は442万円です。これは、全職種の平均年収562万円よりも低い傾向にあります。ただし、職種によって年収は大きく変わります。
プロジェクトマネージャーのような、マネジメント能力が必要とされるような職種は、平均年収が597万円と、全職種の平均年収よりも高くなります。

また、経営課題をITを活用して解決するシステムコンサルタントの平均年収は987万円と、全職種の平均年収を大きく上回ります。
以上のことから、ITエンジニアの中でも特に高度なスキルや知識を必要とする職種は、平均年収が高くなる傾向にあります。そのため、技術を磨くことで、転職により年収を上げられる可能性があります。

ITエンジニアの転職に有利!面接のポイント

転職をする際には、面接は避けて通れない重要なステップです。面接のポイントをしっかりと抑えることで、希望する職種に転職できるでしょう。ここからは、ITエンジニアが転職する際の面接のポイントについて解説します。

ITエンジニアで培ったスキルがどのように活用できるかアピールする

ITエンジニアでは、問題解決能力や論理的思考、プロジェクト管理など、さまざまなスキルが培われます。新しい職種に転職する際はそれらのスキルがどのように活用できるかアピールしましょう。
例えば、希望する転職先がマーケティング関連の職種だったとします。ITエンジニアでは、データ分析や自動化のスキルが培われるため、そのスキルがマーケティングの分野で活用できることをアピールしましょう。
前職でどのようにデータを使用して問題を解決したか、業務を効率化できたかを具体的に説明することで、新しい職種で今まで培ったスキルを活用できるかを示すことができます。
アピールをすることで、面接官はあなたが新しい職種に適応し、貢献できるかを判断することができるでしょう。

一貫したキャリアビジョンを提示

面接で成功するためには、一貫したキャリアビジョンを提示することが重要です。「ビジョン」には未来像や理想像といった意味があります。キャリアビジョンは、仕事を通して今後なりたい姿のことを指します。

ITエンジニアにとって、一貫したキャリアビジョンをもつことは重要です。IT業界が取り巻く環境は、目まぐるしく変化し、複雑化していることから、キャリアビジョンが定まっていないと、時代に流されてしまい、長く活躍することが難しくなるためです。

一貫したキャリアビジョンを持っていることで、必要な技術、スキルを習得し続け、常に現状を客観的に把握することが可能となります。
そのため、好きな分野や技術を明確にし、どのようなポジションを目指しているのか、どのような働き方をしたいのかなどを、面接時に提示することが重要なポイントとなります。

新しい職種での適応力と学習意欲があることを説明する

ITエンジニアが新しい職種に転職する際には、その適応力と学習意欲があることは、その人材を採用するかどうかの重要な判断ポイントとなります。新しい職種では、新たなスキルや知識が求められるため、適応する能力と自己学習の能力が必要となるのです。
適応力と学習意欲があることをアピールするには、前職でどのように新しい技術を習得したか、異なるプロジェクトや環境にどのように適応したかを具体的に説明すると良いでしょう。

まとめ

今回はITエンジニアの転職先について解説しました。ITエンジニアは専門性が高い職種です。そのため、ITエンジニアとして培ったスキルは、さまざまな職種で活かすことができます。
長く経験を重ね、マネジメント能力を磨くことで、さらなるスキルアップや年収の向上も期待できます。本記事の内容をもとに、自身のキャリアビジョンを改めて見つめ直していただき、転職活動にお役立てください。

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